暁 〜小説投稿サイト〜
幻影想夜
第九夜「クロマティック・ファンタジー」
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

―ポロン…―

 不意に竪琴のような音が響いた。
 四人はゾクッとし、目の前にある扉を凝視した…。
「君、その扉を開けろ。」
 土屋警部は嫌がる部下に命じ、その扉を開かせた…。
 命じられた部下は兢兢と扉のノブに触れ、それを手前へと静かに引くと、扉は少しばかり音をたてて開いた…。

「…っ!!!!」

 その中を見た四人は、目を剥いて我先にと逃げ出したのだった…。

 そこには…血塗れの竪琴が一つ、古びた机の上に鎮座していた…。


   ‡  ‡  ‡


 人は愚かなもの…。見ていて飽きることがない。
 この世に偶然なんてないの…全ては必然…



 そう…私が死んだようにね…



       end...




[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ