食料庫の異変
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ランスの元帥だった彼はあのジャンヌ・ダルクとともに戦った元騎士だった。
……まぁ、その後青髭伝説の張本人となるのだが。
「怪魔召喚!!」
俺の言葉とともに現れたのは八本の足を持つヒトデのような不気味な魔物。不気味さでいうなら、あたらがたの植物を凌駕するだろう。
そんな魔物が、ざっと見ただけでも二百を越えている。
「な、なんだ!? こいつらは!!」
食人花!!と叫ぶ男の声を背後に俺は元来た通路を駆けた。
あれだけの数があれば足止めには十分だろう。
それに、あの怪魔は一気に殲滅しなければ永遠に再生と増殖を繰り返す。
原作でも三大騎士クラスのセイバーとランサーを相手に有利に進めた実力は半端ではない。
なお、一度この魔法を使えば、俺の魔力とは関係なしに魔力供給が本から続くので結構便利だったりする。
見た感じ、あのローブの集団くらいなら怪魔だけで十分片付けてくれそうだ。
だが、あのカラカラ野郎だけはあの中でも別格といってもいいだろう。
怪魔の再生能力と増殖を持ってすればどんな相手も疲労し、最後にはやられるのだが、あれだけは不気味だと思わせる何かがあった。
……アイズのやつもあんなのとやったのか…
分からないが、あれと同等のやつということならば、やられかけたのも納得だ。
Lv5時の俺が白兵戦で仕留めきれるかと聞かれれば、少し分からない。
「……とりあえず、ルナファさんとバルドル様に知らせないとな」
その後、俺は戦車と本を十八階層で消し、すぐに地上へと戻った。
余談だが、この日の収入は五〇〇万近くにまで昇った
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ