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魔法科高校の有能な劣等生
番外編 とあるウィードの調査官
表裏一体
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調査報告を纏めあげ、次の予測ポイントに走る。下校途中のルートは大方、調べ上げた。友達と一緒に帰った後、スーパに寄って買物。
 その後、適当に時間を潰して夕食。監視生活で解った意外な事実・・・無月 零は料理が出来る。特売セールを狙って色んなスーパに出向き、目的の食材を確保する無月 零の生活を一週間見続けた麻花奈の一言。
「主婦ですか!!」
 生徒の半数はオォォォォオオオオオォォと驚きそうなネタだ。
 一応、観察レポートに記録しているが、誰得情報?
 現在、無月 零は友人達と帰宅中。
 すると最近営業を開始したショッピングモールに入っていった。
 不規則な行動・・・予想の範囲内だ。
 麻花奈はショッピングモールから約300m離れた喫茶店に入店。珈琲を注文後、無月 零の監視を続行する。
 珈琲を一口含み、千里眼の倍率を下げる。
 千里眼の倍率を上げた状態を続けると目に疲れが溜まる。長時間の発動は抑え、適度に休憩を挟みつつ監視を続け、休憩を終えると千里眼の倍率を上げ、無月 零を監視する。
 監視対象『無月 零』の行動パターンは至って『普通』だ。
 一般の男子高校生と変わらない。普通の生活を送っていた。友達とショッピングを楽しむ無月 零の姿は『普通』で目立った行動は見当たらない。常識外れの問題児『無月 零』の姿は見当たらない。
 無月 零の姿でも、問題児『無月 零』は見当たらないのだ。問題児は問題を起こしてこそ問題児、今の無月 零を問題児と見るのは違和感を感じる以前に『優等生』に見える。『劣等生』が『優等生』に見える・・・矛盾だ。
 監視ポイント『違和感』
 その違和感の正体を突き止めるのも、麻花奈の役目だ。
 依然、『黒』色は無月 零を尾行している。無月 零と重なる『黒』は一定の距離を置いて、地道に無月 零を監視している様で、正体を掴める程の行動はせず。
 無月 零を監視すれば自然と『黒』の正体を掴めるかも?
 最重要監視対象は無月 零だ。
 が、無月を尾行する『黒』の正体・・・何者なのか?
 一応、無月 零観察レポートに『黒』の項目欄を作る。『黒』色の観察レポートnumber1で保存。保存先を観察レポートと共同、無月&黒調査報告書が完成した。
 ショッピングモール内をグルグルと回っている無月達は服屋で服を見ていた。
 今年の流行ファッションを調べる無月達、その後方で監視を続ける『黒』
 その更に無月 零を『黒』を監視する麻花奈。タブレットPCの無月&黒調査報告書に次々と詳細を打ち込む。無月の行動を記録する、無月 零の行動を全て記録する。どうでもいい事も、無月 零に関する事ならば全部記録する。
「ふぅ〜〜〜〜」
 流石に一週間も、無月 零を監視するのは疲れる。
 適度に休憩を取っても、ずっと監視するのは骨が折れ
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