暁 〜小説投稿サイト〜
転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
機動戦士ガンダムSEED編
第14話
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
射出された方向を見てみるとそこにはメビウス・ゼロがいた。しかし、メビウス・ゼロではジンを持ち上げるのは厳しいのかスラスターを最大まで噴かせてギリギリで踏ん張っているようだった。

「…何故助けた?バジルール中尉の話だと間に合わなかった場合はオレは置いていく予定の筈だぞ」
『ありゃ中尉の判断だろ?それに階級に関して言えば俺の方が上なんだからどうにかなるって』
「職権乱用だぞ。それにブリッジの判断より雇われの傭兵を優先するのって軍人としてどうなんだ?」
『まあ、軍人としては失格だろうよ。だけどよ、仲間見捨てて自分だけ助かるなんて真似俺はしたくないのさ』
「…全く、後でどうなっても知らないからな」
『ああ。なら、ちゃんと生き残って一緒に叱られとこうぜ』
「了解」

 こちらもジンのスラスターを最大まで噴かせ推力をプラスする。それにより若干移動し始めるがアークエンジェルまで追いつける程のスピードには達しない。そうしている内にもアークエンジェルの姿はどんどん小さくなっていく。
 このまま置いていかれるかと思ったが、アークエンジェルは急に進行方向を変え、こちらへと接近してきた。

『もしや艦長か!?だが、これなら何とか追いつけるぞ!』
「ああ。だが急ぐぞ、機体の方もこれ以上は保ちそうにない!」

 接近してきたアークエンジェルの甲板にオレ達は何とか着地する事に成功した。これで少なくとも燃え尽きて死亡なんていう事にはならずに済んだな…。


 だがこれでアークエンジェルは当初予定していた突入ルートから外れ、目的地のアラスカからはかなり遠い地域に降り立つ事となった。
 オレはこれからの事を考えながらアークエンジェルと共に地球へと降下していった。
  


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ