機動戦士ガンダムSEED編
第14話
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コックピット内に鳴り響き、確認するとブリッツがトリケロスにこちらに向けて構えていた。
ブリッツはトリケロスよりランサーダートを連続で発射した。精神コマンドを使う時間がなかったのでこちらも急いでスラスターを噴かせて無理矢理その場から移動しながら突撃機銃をブリッツへ向け乱射した。
こちらが発射した弾丸はPS装甲で弾かれるものの運良くトリケロスに内蔵されたビームライフルを破壊することができた。が、こちらもブリッツが放ったランサーダートを全て避けきる事は出来ずジンの左腕に一本突き刺さってしまった。
これで左腕はこの戦闘中は使い物にならなくなった。だが、それでオレをどうにかできると思うなよ…!
突撃機銃でグレイプニールのワイヤーを破壊。ブリッツはビームライフルの爆発の影響で視界が悪くなっておりワイヤーが切られそうのになっているのに気付くのが遅れた。その隙をつき猛スピードで急降下しながらブリッツに蹴りを喰らわせる。
蹴りは胴体部分に当たりその衝撃でブリッツは下へと落下。そのまま重力に引かれ大気圏へと吸い込まれていった。
『フラガ少佐、悠凪さん、大気圏突入まであと一分を切りました。至急戻ってください!』
アークエンジェルからミリアリアからの通信が入る。戻る前にあれから全く攻撃してこないイージスがどうなったか気になり確認すると、ナスカ級の方に向かって撤退していくイージスで姿が見えた。まあ、メインカメラを潰されても戦える奴なんて普通いる訳ないからな。某連邦の白い悪魔みたいにはできないだろうよ。
メビウス・ゼロやバスターの事も気になるが今は一刻の時を争う。すぐにアークエンジェルに戻らなければ………!
その時、危機感を感じたオレは咄嗟に機体を捻らせるが完璧に避ける事は叶わす後方に強い衝撃を受けジンはバランスを崩してしまう。そしてそのままジンは地球へと落下していってしまう。
「バスター…!?」
落ちていく中でオレはこちらと同じく地球へ落下している状況でライフルをこちらに構えるバスターの姿を発見した。だが、エネルギー切れを起こしたらしくその装甲は起動前の灰色へと変わっていた。
「奴が犯人か……。いやそれよりかなりヤバい状況じゃないかこれは!!」
大気圏に入った事でコックピット内部の温度はどんどん上昇し、まるで釜茹でにでもされているかのような気分になる。アークエンジェルへとどうにか戻ろうとスラスターを噴かせるが重力の影響と先程の攻撃で片方のスラスターが破損したようで出力が足りずどうにもできない状況になっていた。
このまま地球に落下してしまうのだろうかと諦めかけたその時、
『こいつに掴まれ!!』
どこからかアンカーらしきものがこちらまで射出され通信で言われた通りそれをジンの残った右手で掴む。アンカーが
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