機動戦士ガンダムSEED編
第14話
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しかし、イージスはその隙を見逃さなかった。突如MA形態へと変形し、その腹部に搭載された兵装 580mm複列位相エネルギー砲スキュラ にてこちらを撃ってきたのだ。
「なっ…!!」
咄嗟にそれに気付き、何とか回避する。が、今度はブリッツが下からトリケロスに内蔵されたレーザーライフルでこちらへビームを放ってきた。
「ちぃ、こっちは一発の被弾も危ないってのに……!」
アークエンジェルにはジンの修理用のパーツは置いていない。一応修理が出来ない事はないが余りに大ダメージを受けてしまうと完璧にお手上げの状態になってしまうのが現在のこの機体の修理事情である。なのでオレはできるだけ被弾せず戦闘を終える必要があるのだ。
何とかブリッツの攻撃を避けていくが、そう続けて敵の攻撃を避けるのは至難の業だ。イージスもビームライフルで攻撃に参加し始め、イージスとブリッツ、この二機により放たれるビームの雨を避けきれず、かする程度ではあるが徐々に被弾してしまう。
それにより若干動きの鈍ったジンへブリッツはグレイプニールを飛ばしてきた。ビームを避けるのに必死だったオレはグレイプニールに反応できず、ものの見事に脚部を掴まれてしまった。
「しまった…!」
何とか振り切ろうとグレイプニールのワイヤーを突撃機銃で破壊しようとするがそうはさせまいとイージスはその腕からビームサーベルを発生させ、斬り伏せようとこちらに迫ってきた。
グレイプニールの力は凄まじくスラスターを噴射させて回避を試みても全くその場から動けない。突撃機銃で威嚇射撃を行うがイージスは小刻みに動いてそれを避けていき、みるみるこちらとの距離を詰めていく。
「ならば、こいつで…!」
イージスが目の前まで接近しビームサーベルを振り下ろそうとした瞬間、即座に腰からナイフを取り出しそれを受け止めた。
だが、イージスの攻撃はこれでは終わらなかった。余ったもう一方の腕からもビームサーベルを発生させ、腕を勢いよく突き出した。
「そう簡単にやられるか…!」
こちらも余った方の腕でイージスが突き出してきた腕を下から上に向かって殴りつける。オレの攻撃は見事イージスの腕に当たり、ビームサーベルはジンのボディに突き刺さる事なく出来ずにイージスの腕は機体を捉える事なく弾かれた。
その瞬間、掴まれていない方の足でイージスを蹴り飛ばし反撃がくる前に突撃機銃を構える。
「直感、直撃!」
精神コマンドを使用した上でイージスに向けて突撃機銃のトリガーを引く。突撃機銃から発射した弾丸はイージスの上半身に当たっていき、頭部は小爆発を起こしカメラ部分が使い物にならない程の損傷を与える事に成功した。
ビー!ビー!ビー!
その時、敵にロックされたという警告音が
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