機動戦士ガンダムSEED編
第14話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、後方でクルーゼ隊のナスカ級とローラシア級と思われる戦艦が行う砲撃によって沈んでいく艦がちらほらみ見られた。
……大分酷い有り様だ。少なくともこの戦闘はクルーゼ隊の勝利に終わるであろう事が一目でわかってしまう程、両軍の被害状況には差があった。
そんな中、アークエンジェルと距離が近い艦が突如爆発し、その爆発を抜けて三機のMSの姿が映し出される。
「来たな」
その三機はバスター、ブリッツ、イージスだった。通信で言われていた通りデュエルはおらず、三機はのオレのジンの姿を確認するとすぐさまこちらに向かって接近してきた。
「フラガ少佐、あの内一機の相手頼めるか!できればバスターを!」
バスターの装備は強力な物が多い。ジンの装甲はGAT-Xシリーズに比べれば圧倒的に紙同然の物なので、オレに対してとてつもない敵対心を抱いているであろう今の奴の相手をするのはできれば遠慮したいのだ。
『別に構わないけどよ、二機も相手するなんて大丈夫か?』
ムウは了承してくれたが、オレがGを二機も相手どる事に不安を覚えているようだった。
「忘れたか?オレが前にG三機を相手に無事に帰還したのを。あの時より一機少ないんだ。時間稼ぎならどうにかなるさ」
その言葉を聞いてムウは
『…わかったよ。確かにお前は実際生き残ってきたんだったな。…じゃあ今度も生き残れよ!』
「おう」
そんな事を言いながら三機の元へと向かっていった。そして、ムウは他の二機抜き去りながらバスターへと攻撃を開始した。バスターは攻撃を振り切りこちらへ向かおうとするが、ガンバレルによるオールレンジ攻撃によりそれが出来ないでいた。
残りの二機はバスターの援護を行おうとするが、それを防ぐ為二機に接近しながら突撃機銃にて二機に銃撃を行う。
イージスは咄嗟に気付き回避するが、ブリッツは一瞬反応が遅れトリケロスで防御態勢に入る。銃弾が次々とブリッツのトリケロスに当たっていきその衝撃でブリッツは動くに動けないようだ。
その隙をついて攻撃しようとするが、イージスが牽制の為にビームライフルでこちらに攻撃を行ってきた。
「ちぃ!」
即座に後方に移動しビームを避け、今度はイージスに突撃機銃を放つ。だが、イージスは弧を描きながら銃弾を回避していき尚もビームを放ってくる。
こちらもそれを回避するが、相手も相手でこちらの銃撃を回避してしまう為手詰まりの状況に陥っていた。これは接近戦に切り替えた方がいいかと考えたその時
ガンッ!!
「くっ!」
後方に衝撃が走る。すぐにそこから退避し、衝撃が襲ってきた方向へと銃撃を行う。すると何もなかった筈の場所よりブリッツが突如姿を現し銃弾を防いでいた。どうやらミラージュコロイドを使用していたようだ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ