機動戦士ガンダムSEED編
第14話
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んだ。
出撃許可を貰う為、オレはブリッジへと通信を開く。
「ブリッジ、大気圏突入までの間オレとムウを出撃させてほしい」
『なっ…!危険過ぎます!この状況で出撃させるなど…』
『だが、あの三機が追って来てるんだぜ?このままじゃ降下する前に追いつかれちまうぞ』
オレの申し出に難色の意を示すマリュー、ムウも出撃できるようフォローを入れてくれたがそれでもマリューはその言葉に頷く事をしなかった。だが、ナタルはマリューとは逆にこの申し出を受理する発言をしてきた。
『わかった。ただし、フェイズ3までには戻れ。それまでに戻って来れなければ艦の安全を優先し、地球へと降りる。わかったな』
「了解した。肝に銘じておく」
艦長ではないがナタルはアークエンジェルの副長である為十分発言力がある。ここは出撃許可をとれたと見て問題ないだろう。
ブリッジとの通信を切り、マードックへ発進の準備をするようコックピットから顔を出し、下まで届くよう大声で伝える。
「マードック、出撃許可が出た!」
「よっしゃわかった!おいお前ら、作業急げよ!」
マードックが周りの整備員に呼びかけ、ジンを固定しているハンガーがカタパルトデッキへ運ばれていく。
ジンはカタパルトデッキで固定された後、前方の扉が開かれていく。尚今回のジンの武装は重突撃機銃に重斬刀、腰に内蔵したナイフだ。
さて、この戦闘。デュエルはあの通信によるとどうやら出撃していないみたいだが、その分敵の二機の士気は高いだろう。イージスはアスランが搭乗しているならキラ一筋でイザークの事はあまり考えていないだろうから置いておくとして、他の二機はあの時の戦闘でデュエルと一緒に戦った奴だ。恐らく確実にオレを撃墜しようと躍起になってくる。ただでさえあちらに大ダメージを与えられるような武装をこちらは所持していないというのに、オレを倒す事を最優先にしていたら無事で済むかどうかわからない。……ストライクも出られれば丁度3対3になって一機ずつ相手に出来るんだがな。だが今のキラはフレイの事で戦闘どころではない。ないものはないで割り切るしかないか。
「悠凪・グライフ、ジン、発進する!」
リニアカタパルトより射出され、宇宙に出た途端に機体が地球の重力に引っ張られる。それはコックピット内にも伝わり、その強大な引力は体にも重圧を与えてくる。
「…地球にいた時には感じなかったが、こいつは洒落にならん位の重さだなっ!」
すぐさまスラスターを噴かせ引力を振り切り、アークエンジェルに接近してきている筈の三機を探す。
モニターに表示されるのは第8艦隊のMAが次々とザフトのジンに撃墜されている光景だった。第8艦隊所属の戦艦も援護射撃を行っているが、ザフトのジン達は次々とそれを避けていく。その戦艦も
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