第六夜「アクシデント!」
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もう成るようにしかなんないし…。正樹くん、隼人のこと宜しくねぇ。」
いやぁ、そんな「この犬もらって下さい」風な顔されましても…!
ハハ…、まぁいいや。こんな人生も返って面白いかもねぇ…。
「じゃあ、まずは友達からということで。ね、夏希さん?」
NEW夏希姉は、頭の上でフラダンスしてる外人さんが見えるくらいホケェ〜っとした顔をしてる。
僕のどこが良かったんだか分からんが。ちょっと聞いてみようか?
「ねぇ、僕のどこを好きになったの?」
「あのね、全部なのよ。弱いとこも強いとこも全部。もう、なんで気付かないかなぁ。」
そんなこと言われてもねぇ…。要するに、僕を庇ってたのって、他のヤツにいじめさせたくなかったってことだったのか?計算ずくですか?この話も無下に断ることが出来ないようにしてたんじゃないですか?
まぁ…全ては後の祭りだよなぁ…。
「じゃあ僕は、今度から正兄のこと、ほんとの<兄さん>って呼んでもいいよねっ?だって隼兄は姉さんになっちゃったんだから。」
え〜っと、拓くん?なんでそんなにキラキラした瞳をしているの?
「拓っ!お前まで隼人と同じ道に走らないどくれよっ!?」
おばさん…痛いよ?もっすごく痛いって感じだよ!
「ねぇ、夏希って呼んでね?私は…マサマサって呼ぶから!」
マサマサってなにっ?もう少しマシな呼び方してくれよっ!!
―とんだ人生のアクシデントだっ!―
さて、ドタバタ喜劇の始まりです。どうしてこんなことになったやら?変り者の一家と犠牲者一名。そちらの家族も了承済みってんだから、もはや救われぬ身ってか?
いやはや、どんな人生を歩むことやら…。それは神のみぞ知る。と、いったところでしょうか?お後がよろしいようで…。
「ちっともよろしかねぇよっ!!」
end...
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