王都へ
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人なのか?」
そこに現れたのは王国軍第二魔戦部隊隊長エルザ・ナイトウォーカーだった。
「エルザ!!!」
「〜〜〜。」
エルザの登場に困惑するナツたち。ナイトウォーカーは静かに連行の指示を出した。
「〜〜〜ー。」
「エルザ!!話を聞いて!!!ねぇ。」
「シャルル!!!エマ!!!」
「ウェンディ!!」
シャルルがウェンディの元に向かおうとするのをナイトウォーカーが阻止する。
「そこをどいてください!!」
「エクシード。」
「「え!?」」
すると王国兵たちは次々と地に足をつけていく。最後にナイトウォーカーもそうした。
「おかえりなさいませ、エクシード。」
「エクシード?」
「ハッピー、シャルル、エマ…あなたたち一体…。」
全員ハッピーたちにひれ伏している光景を見て驚くだけだった。
「侵入者の連行ご苦労様でした。」
(「「シャルル?」」)
「エクシードをお眠りさせてやれ。母国へ帰還させる。」
「はっ。」
王国兵の一人がハッピーたちに眠り粉をかけた。
「ちょっと!!何すん…。」
「離してく…。」
「シャルル!!エマ!!…ナツ…。」
バタッ
ハッピーたちは眠らされ別の場所へ移動する。
「〜〜〜〜。」
「ハッピー!!!シャルル!!!エマ!!!」
「シャルルたちをどこへ連れていくんですか!!!」
すると、ナイトウォーカーは静かにウェンディに言った。
「言っただろう。母国へ帰還させると。それにしてもよく似てる。
あの男もそうだったがまさか瓜二つとは…。」
「あの男…ってまさかタクヤの事!!?」
「ああ。まさか、連隊長とそっくりだったとは思わなかったが。」
エルザは鼻で笑いながらナツたちを見る。
「連隊長って…、まさか…!!」
「タクヤ?コキュートス連隊長。我ら魔戦部隊隊長らの長だ。」
「そんな…。」
「タクヤまで私たちの敵だなんて…。」
「それにアースランドのタクヤには今働いてもらっている。」
ナイトウォーカーは後の事をまかせてその場を後にした。
「お兄ちゃん…無事でいて…!!」
ウェンディはただそう願うことしかできなかった。
「…ウェンディ…。」
タクヤは項垂れながら口にした。
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