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妖精の義兄妹の絆
王都へ
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方法やタクヤが幽閉されてる所だってわかるかも。」
「「おお!!!」」
ただし、ルーシィはここで問題点がいくつかある事を説明した。
「一つは変身できるのは5分間だけ。変身できる人のストックは二人まで。
そして、どうやって王様に近づくか…だね。」
「流石に護衛が多すぎますよ。」
王様と言うだけあって護衛の数も今までとは比べ物にならないぐらい多い事は明らかだ。












「王に近づく方法はあるわ。」

ビラッ

シャルルが見せたのは先程まで書いていた城周辺の見取り図だった。
「「!!!」」
「元々は城から外への脱出用通路だったんだけど町外れの坑道から城の地下につながってるハズ。」
「すごい!!何で知ってるの!?」
ウェンディはシャルルに訪ねた。
「情報よ。断片的に浮かんでくるの。
エドラスに来てから少しずつ地理の情報が追加されるようになったわ。」
「オイラはぜんぜんだよ。」
「私もです…。」
どうやらハッピーとエマには情報は入ってきてないらしい。
「とにかくそこから城に潜入できれば何とかなるかも。」
「おし!!みんなを元に戻してタクヤも助けるぞ!!」
「出発は夜よ。今は少しでも休みましょ。」


















一方その頃、王宮の牢屋では…
「さて…どうやって抜け出したものか。」
タクヤが今いる牢屋は簡易に作られたものらしく壁に穴が空いていた。
そこから抜け出そうと思ったがここは城の中にある塔の最上階。飛び降りるには高すぎる。
別の出口を探すが後は鍵がかかった鉄製の扉だけだった。
そんな時だった。

カチャ

「鍵があいた?」
鍵が開けられた扉が静かに開かれる。そこには数人の兵士と一人の老人がいた。
「ぐしゅぐしゅぐしゅ、さぁ出なさい。」
「どこに連れていく気だ。」
「あなたは捕虜なのですから黙ってついてくればいいのでしゅ。」
タクヤはしばらく老人を見つめるが手錠をかけられ魔法が使えない状況では分が悪い。
仕方なくタクヤは老人について行くことにした。
しばらく歩くと大きな門の前で止まった。
老人が扉を開けるとそこには岩が3つ並んだだけの質素な部屋だった。
「さぁ、あちらへ…。」
「…。」
タクヤは一つの岩の前に案内された。御丁寧に警戒体制のまま岩の手錠をかけられる。
「で、今から何すんだ?拷問とかされてもオレはこの世界の人間じゃねぇから意味無いぞ。」
「いえいえ…。私たちの目的はあなたでしゅよ。正確にはあなたたちドラゴンの魔導士ですが。」
「な、なんだと…!!」
「無駄話はこれくらいにして…始めましょうか。」
すると老人は部屋に置かれた機械の電源を起こした。
「まず手始めに
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