第五十八話
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とは別に露天風呂風味の(ちゃんと雨風は凌げる)お風呂を近所から見えない所に新しく作ったために今は大人数での入浴が可能なため、なのはとフェイトも一緒にお風呂へと向かった。
露天風呂とは何を隠そう、この間グリード・アイランドで手に入れたカードの一つ、美肌温泉である。
これに関しては女性陣たっての願いで有無を言わさず決定されてしまった…
幼くても女性である…
まぁ、切り傷や擦り傷なども跡形も無く消えるのはすごく便利だけどね。
そんな訳で、なのははほぼ毎日家で入っていくし、最近では、桃子さんや美由紀さんも頻繁に入っていく始末。
いいんだけどね…
一番やばかったのは士郎さんと恭也さんだ。
俺達では効果が少なかったから失念していた。士郎さん達は全身に傷があると…
刀傷が消えちゃったからね…
これには慌てて『思兼』で思考誘導。
この温泉の効果はそういう物であって、何の不思議も無い!と刷り込んだ。(ついでに掘っても温泉は出ないとも)
いや、焦った焦った…いろいろ思い入れは有っただろうが、今では気兼ねなく半そでを着れると逆に感謝されてしまった。
さて、俺は彼女達の入浴中に食器洗いでも済ませて置くかね。
side 紫
「何で普通の一般家庭の庭先に温泉露天風呂があんねん!?」
何やら久遠達の一件で突っ込みに対して遠慮が無くなったはやてちゃん。
「造ったから?」
「ええい!?ブルジョアがぁ!て言うか、この辺掘ったら温泉出るんかい!」
一応、湯の町としても知られている海鳴だけど山間部以外は多分掘っても出ないんじゃないかしら?
まあ、勘違いを解くといろいろ説明しなきゃだから黙っておくわ。
「それより、この温泉美肌効果があるのよ。早く入りましょう」
そう言って私ははやてちゃんに掛け湯をするとお姫様抱っこで持ち上げた。
「あっ」
顔を真っ赤にするはやてちゃんもかわいいわ。
温泉につかると逃げるように私から離れていった。少し残念。
水中は浮力があるので二本の腕でスイスイ移動している。
「ふっ…きもちええ」
ぼこっ
ぼこぼこっ
岩場にもたれかかり、気を抜いたはやての両脇の温泉が音を立てて弾けた。
ザバァーー
「うわっひいっぃい」
「あはははっ!うわっひいだって」
「ふふっ笑っちゃだめだよなのは」
先に入ったはずなのに姿が見えないと思っていたら…水中に隠れてはやてちゃんを驚かせようと待機していたのね。
それにまんまとはまったはやてちゃんは驚いてお風呂の中でずっこけた。
ぶくぶくぶくぶく…
「あわわ!?フェイトちゃん!?」
「うっうん!」
あわてて引き上げようと
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