第4章
停止教室のヴァンパイア
第93話 行動、開始です!
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いんです…!……臆病者で、役立たずで、それどころか、こんな力のせいでまた迷惑を!」
「バカな事を言わないで!貴方を眷属にした時、言ったはずよ!私の為に生きなさい。同時に自分が満足できる生き方を見付けなさい、と。貴方は私の下僕で眷属。私は決して、貴方を見捨てない」
「……リアス…部長…!」
部長の言葉にボロボロと涙をこぼすギャスパー。
「バカねぇ♪こんな危なっかしい存在、さっさと洗脳して道具として使えば良いのに♪」
「おあいにく様、私は私の下僕を大切にするのよ」
「生意気な口ね!悪魔のクセにキレイなのも気に入らないわ!」
そんな嫉妬に憤った女魔術師が部長に魔術による攻撃を放った!
ボンッ!
俺は部長の前に出て籠手を盾にして攻撃を防ぐ!
「ギャスパー」
部長が前に出てギャスパーに語り掛ける。
「私にいっぱい迷惑を掛けてちょうだい」
「……え…?」
「私は何度も何度も貴方を叱ってあげる、慰めてあげる。決して貴方を放さないわ」
「……部長…。部長…、ッ、僕は!!」
ギャスパーが再び泣き出すが、それは悲しみから来る物じゃなく、嬉しさから来る物だった。
やっぱ、リアス部長は最高だぜ!なら、俺も!
「ギャスパァァァァァッ!!」
「ッ!?」
「逃げるな!恐れるな!泣き出すな!俺も!部長も!朱乃さんも!アーシアも!木場も!小猫ちゃんも!ゼノヴィアも!明日夏も!千秋も!鶇さんも!燕ちゃんも!神楽も!みんな仲間だ!絶対にお前を見捨てねえ!」
『Boost!』
「アスカロン!」
『Blade!』
新たな音声と共に籠手からアスカロンの刀身が現れる!
「抵抗する気か?ッ、何のマネだ!?」
「イッセー、何を!?」
『イッセー(兄)(君)(さん)!?』
部長や拘束されてる千秋達、女魔術師達が一斉に困惑しだす。
当然だろう、いきなり右手をアスカロンの切っ先に近付けているのだから。
「……だけどな、ギャスパー…」
ザシュ。
アスカロンの力を一時的に無くし、右手の掌を自ら斬る。
痛みと共に右手から血が流れ出る。
「自分から当たんなきゃ始まらないんだぜッ!!」
左腕を突き出すと、アスカロンの刀身がギャスパーの方へと伸びていき、刀身に付いた俺の血が飛び散ってギャスパーの口元に付着する。
「テメェもグレモリー眷属だろうが!男を見せてみろ!ギャスパァァァッ!!」
俺の言葉を聞くと同時にギャスパーは血を舐め取る。
瞬間、室内の空気が様変わりし、いつの間にかギャスパーが消え、拘束されていた千秋達が解放されて、俺の近くにいた!
「消えた!?」
「いえ、時間を止めたんだわ!?」
「しかし、神器(セイクリッド・ギア)は制御していたハズ!?」
困惑する女魔術師達にいつの間にか現れていた無数のコウモリが襲い掛かる!
「変化したのか!
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