第4章
停止教室のヴァンパイア
第93話 行動、開始です!
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「ま、良っかぁ」
どうせ、さっきから湧いて出てくる魔術師達の相手をするとなると、十人も二十人も変わんないっか。
ドゴォォォォン!
「?」
上空から爆発音が響いたんで上を見ると、堕天使の総督さんと旧魔王の末裔のオバサンが光と魔力の激しいぶつけ合いを繰り広げていた。
「ワオ♪次元が違うねぇ♪」
どちらも余裕を出してたけど、総督さんの方が余裕度は高いかなぁ?
「そろそろ本気を出すとします」
そう言って、オバサンはなんか取り出した。
「蛇?」
それは黒い蛇の様な物だった。
「覚悟を決めてもらいましょうか、アザゼル!」
その黒い蛇を取り込んだ瞬間、オバサンのオーラが急激に増大した!
ズバァァァァァッ!
オバサンは杖から今までとは比べ物にならないくらいの禍々しい強大な魔力を放ち、総督さんを呑み込んだ。
あ、オバサン「やったか!」って顔してる。
オバサン、それ、やってないフラグ。
現に総督さん、いつの間にかオバサンの背後にいるし。
「その前にはっきりしておこうじゃねえか」
「ッ!」
声掛けられてようやく気付いたオバサンは手に魔力を纏わせて、裏拳を繰り出すけど、総督さんに片手であっさり止められた。
「このオーラの量、たかだか魔王の末裔風情の力じゃねえな?」
やっぱ、さっきの黒い蛇って、ドーピングだった訳か。
「バックに何がいる?」
「答える意味はありません。貴方方は今ここで滅ぶのですから!」
オバサンは総督さんの質問に答えず、再び強大な魔力を放出した。
う〜ん、スゴいオーラだったけど、総督さんなら大丈夫かな?ドーピングされても超余裕そうだったし。
「さて、オバサンの方は総督さんに任せるとして」
総督さんとオバサンの戦いを見てる合間に水鉄砲(ウォーター・ブレット)で二人やっつけたから、残り八人っと。
ちゃっちゃと終わらせちゃお。
「ハァァッ!」
俺は展開された防御障壁ごと魔術師を貫く。
魔術師へと突き刺したマジックスラッシャーから手を放し、左右から俺を狙い撃とうとしている魔術師二人にバーストファングを投げ付ける。
突き刺さってたマジックスラッシャーを抜き、爆発によって怯んだ魔術師の片方に一気に距離を詰めて障壁を張られる前に一閃、もう片方の魔術師の攻撃を刀で弾きながらマジックキラーを投げ付ける。
マジックキラーは吸い込まれる様に魔術師の額に直撃した。
俺はマジックキラーを回収しながらその場から走り出す。
周りは敵だらけな為、立ち止まってると的になるからだ。
走り抜け様に魔術師を三人程切り捨て、同じ事をして向かいから走って来ていた木場と合流、背中合わせ状態になる。
「調子はどうだ?」
「フフ、絶好調…と言いたいとこなんだけどね…」
「この数を相手にするなんて思うとな…」
魔術師一人一人の実力
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