第百十五話
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治らない傷を負うことになる女の化身、『裸の女性』のもの。腐敗は、老人その物でしょうね。植物関連のものは全身をコケに覆われた巨漢から。神速はボルゾイから。人食いは巨人から。先ほどの車輪は、水車から」
「クソがッ」
私に戦う意志がないと判断したのか、もうこちらに向かってきました。異常なほどに自分の動きを制御しているのはおそらく権能・・・水門の化身ですかね。本当にかなりこじつけじみていますけど、まあなくはないレベルでしょう。
「とはいえ、ここまでこじつけが成り立てばそれはもう正解と言ってよい。・・・神殺し、汝が殺したのはルーサルカの夫であるヴォジャノーイですね?」
「だったらどうした、女神!」
素人に毛が生えたくらいの剣裁きを、私は槍の柄で受け続けます。頭に血が上った分楽にはなっていますけど、本当にどのようにして神殺しをなしたのかが不思議でたまりません。
「ああそうだ!俺が最初に殺したのはその夫婦で会ってる!だが、それを見破ったところで何になる!?」
「何にもなりませんが?ただ私は、神殺しをなしたことを称賛しているだけですので」
そして、それは終わりました。勝算代わりに見抜く作業はもう終わりで、ここからはただ倒すだけ。
狂って狂って狂って狂って。
狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って狂って。
狂いつくして、殺すだけ。
「では行くぞ、神殺し。妾の家族に手を出した罪、その命を持って償えよ?」
ああ、なんて気持ちのいい狂気なのだろう。
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