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BloodTeaHOUSE
ふたりの時間
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よ…
もう独りぼっちなんかじゃ…ないよね? だからね、だから……

「もっと、一緒にいよう、ね」

コツンと、いつもより低い位置にある飛白のおでこに、自分のを当てて、誓うように囁く。
どうか、このキラキラした幸せを、飛白がもっと当たり前みたいに受け取れるように。
私はずっと、飛白の傍らで、その幸せを共有できますように。

「……そう………だね。 これから……たくさんのことを、君と共有していきたいと思う。
 共有していこう…。 君のおかげで、思い出せた、こういう幸せをたくさん……ね」
「……うん…」

2人でくすっと笑い合って、離れると、

「さしあたっての幸せとして、そろそろアップルパイが焼ける頃なんだ」
「わーい♪お茶にしようよ!お茶がすんだらデュオもしたいな!」
「おおせのままに、おひめさま」

裏子たちのいない午後は、やさしくてしあわせでいとしい時間がゆったりと流れていった。







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