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保留荘の吸血鬼
吸血鬼、山田と出会う
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ずだが、美味しく感じる




中は予想通り小さな部屋だった

「ここで暮らさなければならないのか…
いや、天国に行けばもっといいところがあるはずだ」

さっきから天国の事について考えている
それもそうだ、
目の前に入り口があったのに
入ることができなかったのだ
それだけ欲求も増幅する

「さて、どうすればいいものか…」

部屋の中心に座り、ゆっくりと静かに考え始める


だが、その時間は外からの叫び声により
すぐに終了してしまった

「キャァァァァァァ!!
山田君!どうしたの!?」

女の声だ
山田というのはさっきのやつの名前か
立ち上がり、玄関へと向かう

久しぶりの女だ
楽しめるか、少し確認してみよう
そう思って、部屋のドアを開けた

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