第五十七話
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。
その後二十メートル以上離れてもらうことも忘れない。
「それじゃ、帰ろうか」
「「「うん!」」」
後はあの本の通りに魔法術式と忍術の複合技で時空に穴を開けてその中にくぐり…
「ドリフト・オン」
「アカンパニー・オン、アイオリア」
こうして俺達の長い未来滞在は幕を閉じた。
来た時と同じようにいびつな空間を何かに吸い寄せられるように飛んでいく。
後ろを見るとソラ達が俺を追うように飛んできているのが見える。とりあえず一安心だ。
落雷等はリスキーダイスが効いたのか自然と当たらない。
しばらくすると空間に切れ目を前方に発見する。どうやらそこへ向かっているようだ。
空間を潜るとそこは上も下も一面の青。
すぐに振り返りソラ達を確認すると閉じようとする空間からギリギリ全員抜け出せたようだ。
「わ、わわ!?」
「きゃっ」
「はわわっ」
すべてが青だと思っていたらどうやら俺たちは快晴の海上へと放り出されたようだ。
「おっと」
『スレイプニール』
ソルがすぐに飛行魔法を行使してくれた。
ソラ達もそれぞれ飛行魔法を行使してバランスを取っている。
そして俺たちは直ぐに戦闘態勢へと移行する。
なぜ戦闘かと言えば、飛び出してきた次元の裂け目の先には俺たちを未来へと送った張本人が居るからだ。
この可能性は、ドリフトを使う前にかなりの確率で有るのではないかと考えていた。
俺たちの移動は時空間を移動していた。だから、俺たちを吸い込むために開かれた裂け目をもう一度潜ることが出来れば目的の場所、同じ時間、場所に帰れる。
しかし、そうなると俺たちを飛ばした本人が居る訳で。
「なっ…?」
驚きの声が聞こえる。
しかし、その一瞬で俺たちはバインドを行使する。
「「ストラグルバインド」」
「クリスタルケージ」
いくつものバインドでぐるぐる巻きにした上で囲むようにピラミッド型の檻を展開する俺、ソラ、フェイトの三人。
「くっ!こんなものっ!」
憤るが、どう頑張っても脱出には2〜30秒かかるだろう。その間に…
『スターライトブレイカー』
魔力素が流れ星を思わせるように光ながら、なのはの頭上へと吸い寄せられていく。
俺たちが作り出した時間はなのはの最大威力での一撃をチャージするだけの時間には十分だった。
なのはのチャージ中にクロノからの通信が入る。
『なにか虚数空間のようなものの中に吸い込まれたように見えたが大丈夫だったのか?』
彼からしたらおそらく一瞬の事だったのだろう。
「はい、まあ、なんとか」
そう言いつつ、四方一キロほどを結界を張って現実世界から隔離する。
なの
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