第五十七話
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が決めることや」
「自分勝手ですね…」
「それは私のただの自己満足や。それがもたらす結果に私は責任はもてないし、知ることもできへん」
まあ、ね。
しかし、リインフォースを助けると言うことは…
「でもそれをすると…」
「分かってる。リインが生まれてこんようになる」
分かってたのか。
リインフォース・ツヴァイは初代が消えたからこそ生まれた存在だと先ほどはやてさんが自分で言っていた。
リインフォースを助けると言うことはその存在を消すという事。たとえ同じように作ったとしてもそれは俺の知るリインでは無い。
…まぁ、すでに俺やソラがなのは達とかかわった所為で未来はどうなるか分からないのだけれど。
だから、俺が例えリインフォースを見殺しにしたとしてもツヴァイが生まれるという保証はないし、生まれたとしてもこの世界で会った彼女と同一の存在になるとは思えないが…
「酷い人ですね」
すべての選択を俺に押し付けるはやてさんが。
「分かってる。自分がいやな人間だって事は十分に。だから少しそっちの世界の私がうらやましいかな」
「は?」
「なんでもあらへん。…過去の私の事、よろしゅうな」
それで話は終わりと退出させられた。
翌日。
ミッドチルダ外洋の周りに何も存在しない海の上に俺達は飛行魔法を行使して浮かんでいる。
大丈夫だとは思うけれど、何かあったときの被害を最小限にするためだ。
海の上故に見送りはなのはさんと彼女の掴まっているヴィヴィオ、フェイトさんにはやてさんとヴィータ、それとフリードに乗せてもらっているエリオをキャロとくらいなものだ。
他のメンバーとはそんなに仲良くなってないからね。一応挨拶は発つ前にしているけれど、そんなに多くは無かったな。
「それじゃ、お世話になりました」
「いや、私らも助かったし、おあいこや」
と、はやてさん。
「ばいばい、アオお兄ちゃん達」
「ばいばい」
ヴィヴィオの別れの挨拶。
「それじゃあ、元気でね」
「なのはさんも。ヴィヴィオの事は任せましたよ」
「うんっ!まっかせて」
ソラ達も各々挨拶をすませたようだ。
さて、後はグリード・アイランドから持ち出した指輪をはめて。
「ブック!」
聖騎士の首飾りを取り出して装着する。
リスキーダイスを取り出し、ここは大凶を引く可能性もあるが、成功率を大きく上げるために全員で一回ずつ振る。
どうにか全員大凶は引かなかった。
よし、後はトランスフォームで指定カードに擬態させていたアカンパニーとドリフトを聖騎士の首飾りの効果で元に戻す。
戻したドリフトは俺が持ち、アカンパニーをソラに渡す
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