第五十七話
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ないけれど縁と言う物ができた。もし、万が一にも万華鏡を開眼してしまった時に対処してくれるかもしれないし、ね。
さて、後は封印の実行だけだ。
なのはさんの協力で後日ヴィヴィオを病室から連れ出してもらった。
なのはとフェイトにはあたりの警戒をしてもらう。
あまり人に知られたくはないしね。
俺とソラは床に自身の血液で神字を書き記していく。
「ねぇ、なのはママ。これは何?」
ヴィヴィオが怪訝そうな顔でなのはさんを見上げて尋ねた。
「うーん。ヴィヴィオの能力が強すぎるからアオ君たちが制限を掛けてくれるんだよ。ヴィヴィオの体が壊れないようにね」
「そうなの?」
まあ、子供に言ったってわからないだろうけどね。
さて、あとは仕上げだ。
上半身裸になってもらい、神字を地肌に書き連ねていく。
「きゃっ!くすぐったいよっ」
「我慢して、ヴィヴィオ」
「うーうー」
集中力のなさは子供ゆえか。
「そっちは終わった?ソラ」
「今終わったところ」
さて、仕上げだ。
俺とソラがヴィヴィオを挟んで対極に立つ。
オーラを練り、印を組む。
「「封っ!」」
床に書いた神字が薄利してヴィヴィオの肌を上っていく。
それは左耳の付け根からすぐそばの頭皮へと集約する。
「あついっ!あついよっ、ママっ」
「ごめんね、ヴィヴィオ。もうちょっとだから我慢して」
叫ぶヴィヴィオを必死に抑えるなのはさん。
そして封印術が完成する。
毛髪にまぎれて分からないだろうが、頭皮に消せない痣のように擬態した封印術式が刻まれたのは許して欲しい。
少し、幼いヴィヴィオにはきつかったのか、術式が完了するころには気絶してしまった。
「大丈夫なの?」
「おそらくは…」
数分するとヴィヴィオは何事もなかったかのように目を開けた。
どうやら特に問題は無いらしい。
さて、これでこの世界でやるべきことは終わったかな。
その日の夜、明日この世界を発つとはやてさんに報告に行くと、挨拶が終わった後に俺を残してソラ達は退出するようにお願いされた。
どうやら重要な話があるとの事た。
ソラ達に退出してもらい、部隊長室のソファに座り話を聞くと、どうやら内容は闇の書事件の顛末だ。
そして渡されるひとつのストレージデバイス。
「これは?」
「残っていた闇の書の解析データから私が構築した防衛プログラムや。それを変質した防衛プログラムを取り除いたあとにインストールすればもしかしたらリインフォースは死ななくて良くなるかもしれへん」
…なるほどね。
「それで?これを俺に渡してどうしろと?」
「それはアオ君
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