第五十七話
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「あ、アオ君。わたしももう大丈夫だから」
俺たちもAMFを抜けた事でなのはさんが飛行魔法を使えるようになったために俺は手を離した。
直ぐに飛行魔法を行使して抱えていたヴィヴィオを医療スタッフに診せるために急行した。
その後直ぐにもう一組、俺の影分身にやはりヴィータが抱えられながら飛び出してきた。
「もう大丈夫だから離しやがれ!」
俺の影分身の拘束から逃れようと暴れているヴィータ。
あれだけ文句が言えるなら大丈夫そうだな。
ヴィータに付いていた影分身を回収すると、それまでの影分身が得た情報が流れてくる。
どうやらヴィータは駆動炉の破壊に成功したようだ。
ヴィヴィオも救出したし、駆動炉も破壊した。
それでも飛行している目の前のゆりかごには脱帽するが、制御する人間はすでに居ない。
軌道上まで到達すると、あたりを一瞬閃光が包んだ。
後で聞いた話だが、遅れて到着した管理局の艦隊が艦大砲で消失させたらしい。
記憶にあるアルカンシェルみたいなものだろう。
その閃光を最後に今回の騒動は終結し、俺たちはアースラへと帰還した。
side 高町なのは
後にJ・S事件と言われる騒動から数日。
事件もようやく収束に向かい、やっと出来た休憩時間。
わたしはあの時のヴィヴィオの眼についてもう一度アオ君に話を聞こうとアースラ内をアオ君達の部屋へと向かっている。
手ぶらも失礼かなと思い、何か飲み物をと食堂に寄ると中からなのはちゃんとフェイトちゃんの声が聞こえてくる。
テーブルでお茶を飲みながら談笑するのが見える。
アオ君が何処にいるか彼女たちなら知ってるはず。何処にいるか聞こうとわたしは歩み寄り話しかける。
「こんにちは、なのはちゃん、フェイトちゃん」
「「こんにちは」」
「あの、アオ君って何処に居るかわかるかな?少し聞きたいことが有るんだけど」
わたしの問いに答えてくれたのはフェイトちゃんだった。
「アオなら部屋でソラと難しい話をしてます」
「難しい話?」
何だろう?
「それもここ数日寝る間も惜しんで何かしてる感じです」
そう、気遣わしげに言ったのはなのはちゃん。
その言葉にますますもって混乱するわたし。
帰還手段も手に入れたし、事件も解決した。後は何か問題が有るのだろうか?
「そっか、教えてくれてありがとうね。ちょっと行って見る」
「「はい」」
二人と別れてアオ君たちに割り振ってある部屋へと目指す。
扉の前に立ち、呼び鈴を鳴らすと数秒して中から返事が返ってきた。
side out
「ここをこうすると…」
「こっちの方がよくない?」
薄暗
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