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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
天狼樹
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・・・」

俺が足に水を纏い攻撃体勢に入る。カミューニはそんなことなど気づいていないかのように雨の降りしきる空を仰いだ。

「この魔法はハデスとの再戦まで取っておきたかったが・・・」

カミューニは左目に手を当てる。何ゴチャゴチャ言ってるか知らねぇが、敵に隙を見せるなんて・・・なめるなよ!!

「しょうがない・・・俺も本気でやるか・・・」
「鉤爪!!」

俺の攻撃がカミューニに当たる瞬間。

「水竜の(アギト)!!」
「!?」

両腕に水を纏ったカミューニの魔法が俺の魔法を防いだ、
俺は飛ばされ、背中から地面に落ちる。

「く・・・今の魔法・・・」

カミューニは腕に水を纏い、ニヤリと微笑む。その瞳は、さっきまでの黒から水色へと変化していた。

「これが俺がお前の魔法を狙う理由。俺は第二世代の水の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だ!!」

俺はそれを聞き、耳を疑った。

「第二世代の・・・水の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)?」
「ラクサスから言われたろ?この世には第一、第二、第三世代の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)がいるってよ。そのうちの第一世代がお前、そんで、第二世代が俺ってわけだ」

そういえば、ラクサスさんに以前話を聞いたとき、第二世代にはラクサスさんと六魔将軍(オラシオンセイス)のコブラ、そして・・・あと一人誰かいるって聞いてたけど・・・こいつだったのか!!

「その様子だと忘れてたみてーだな。せっかくラクサスが俺に注意しろって教えたのに・・・無駄だったようだな」

赤髪の男に気を付けろ・・・エドラスで色々ありすぎてすっかり忘れてた・・・ごめんなさい・・・

「ここから先は俺も本気でいかしてもらう」
「面白い!!どっちが本当の水の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)か、決め・・・」

決めようぜ・・・そう思ったはずなのに・・・俺の体から力が抜けていく・・・
徐々に体から竜の鱗が消えていき、髪の色がいつもの水色に戻ってしまう・・・

「あれ?なんで・・・」
「ちっ、時間かよ・・・」

俺が膝をつくと、カミューニは俺とは反対側を見る。俺もそちらを見ると、そこでは、巨大な天狼樹が倒れ始めていた。
それと同時に、俺の体から力がなくなっていく・・・

「くそっ・・・」

俺はバタリと地面に倒れてしまった・・・












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