天狼樹
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ューニの攻撃を弾き、すぐさま攻撃を加える。
「くっ!!」
カミューニは頭を下げてそれをよけ、俺の腹に手を当てる。
「波動波!」
ドンッ
「ぐっ!!」
俺はあまりに至近距離で攻撃をされたため避けることができずに波動を喰らってしまう。
しかし、ドラゴンフォース状態の俺には大して効果はないようだ。
すぐに体を返し、足に水を纏ってカミューニに飛びかかる。
「水竜の鉤爪!!」
「ぐはっ!!」
ドラゴンフォースによりスピードの増した俺の攻撃にカミューニは避けきれずに倒れそうになる。
カミューニはすぐに重心を移動させ体勢を整え、一度俺から距離を取る。
「一点集中波!!」
「水竜の咆哮!!」
カミューニは人差し指に魔力を集め、俺の頭を貫いた魔法を放つ。俺はそれにブレスで対抗する。
俺たちの魔法はぶつかり合い、爆発する。
「うおっ!」
カミューニは爆風に煽られ、思わず目を閉じる。俺はそのうちに爆風の中からカミューニに接近する。
「水竜の・・・」
「!!」
爆発の中から現れた俺にカミューニは気づくが、
「翼撃!!」
「うあっ!!」
俺はカミューニが動くよりも先に魔法を繰り出す。
「ちっ!さすがに強ぇ・・・」
カミューニは口の中が切れたらしく、血を流していた。その血を拭いながら俺を見据える。
「だが・・・これぐらいの力じゃまだ足りねぇ・・・」
カミューニは両手を近づけると、そこからは魔力の球体ができており、次第にそれが大きくなっていく。
「波動砲・・・球の章!!」
カミューニはその球体を押し出す。かなりスピードもあるし、威力も恐らくすごいだろう。だけど、今の俺なら避けれる!!
ドゴォンッ
波動の球体が落ちた場所は巨大なクレーターができていた。さっきまでよりも格段に威力があるか?
「波動砲・・・」
「!?」
ジャンプして避けた俺の上に、カミューニが魔力の弓矢を構えている。
「矢の章!!」
「水竜の盾!!」
魔力でできた矢を俺は水の盾でブロックする。すごい!さっきの俺なら貫かれていたけど、今の俺なら余裕で対応できる!!
「波動砲・・・槍の章!!」
続いて魔力の槍が俺に飛んでくる。
「水竜の鉄拳!!」
俺はその槍を砕き、
「水竜の咆哮!!」
「ぐああああ!!」
ブレスで上空のカミューニを吹き飛ばす。カミューニは着地に失敗し、背中から地面に叩きつけられる。
「くそがっ!!」
カミューニの目が血走っている。相当苛立ってるな・・・でも、それは俺も同じこと!!
「水竜の・・・」
「ああ・・・ダメだったか
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