三回戦、ガンプラ心形流 前編
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おくんやでーー!!! 」
「あっ!カオリはん待って! 」
半ば半泣き状態で会場の中へと走り去って行った。その途中で他のチームメイトもその後を追うついでに俺を睨み付けてきた。
「まあ、何。とりあえず僕達も行こっか」
「そうね。ヒロヤ、とりあえず相手の怒らせるのだけは止めてくれないかしら? 」
「…すまん」
ーーー−−
「ただいまより、全日本ガンプラバトル選手権中高部 三回戦 第一試合を開始します。宮城代表天之川学園、チームトライホープ対。大阪府代表上草学園、チームビルドバスターズの試合を開始します」
「おぉっ…。未だに睨み付けられているんだが…。特にクラタ カオリに」
「自業自得だよ」
「ええ。自業自得ね」
お二人に厳しい言葉を頂き、とりあえず一旦忘れるために大きく深呼吸を一つし、バトルシステムに立つ。
『GUNPLA BATTLE combat mode』
『Startup』
『Model Damage level Set to A』
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky particle 』
『Dispersal』
『Field 3 moon』
フィールドは、月の裏側だ。
『Please Set Your GUNPLA』
『BATTLE START』
「トオサカ シノ!V2ガンダムホロスコープ! 」
「ハルカゼ トウイ!ヴァルキリーフリーダム! 」
「サオトメ ヒロヤ!ケルサスガンダムエクシード! 」
「チームトライホープ!出ます! 」
「行きます! 」
「出る! 」
バトル開始の合図と共に機体は宇宙空間へと放り出され、敵機の探索を始める。
「ムウさんの情報によると、相手はダブルオーガンダムをベースに改造した機体だったよな? 」
「ええ。ガンプラの完成度は相手の方が一枚も二枚も上。おそらく後手後手になるわ」
「まあそれでも、やることは変わりないよ」
「そうだな……っ!? 」
突如、前方からアラーム音が鳴り、その方向からは三機を丸々呑み込む程のメガ粒子砲が放たれていた。
急いで回避行動を取り、当たるか当たらないかのすんでのところでかわしきり体勢を立て直した。
カメラに写った敵機を確認すると、ザンダブルオーライザーにGNソードVを装備、ダブルオーガンダムセブンソードGにオーライザーを装備したという、とりわけ目立った改造のない機体だが、その真ん中には真っ赤に塗装され
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