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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜
三回戦、ガンプラ心形流 前編
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「盛大に壊れたなぁ〜」

「うるせい」

二回戦が終了したあと、宿舎に戻り早速部屋で大破したケルサスガンダムエクシードの修復をしている。まあ予備パーツと取り替えるだけだけど。

「ほいっとな。けど予備パーツがこれで一気に減ったな〜」

「うるせい。そう言いながらもお前は予備パーツを作り始めてんだろ? 」

「まあ流石に時間はかかるけど、仮に君のガンプラが胴体以外なら完全に破壊されても大丈夫な位は完成できるね。ただし腕と足と頭部とバックパックの一パーツずつだけどね」

「悪いな。無理させて」

「気にしなさんなよメガネボーイよ」

「訂正。そのまま衰弱死しろ」

「アハハハハ」

無感情で棒読みの笑いを無視し、とりあえずベッドで横になった。横になったはいいものも、やることもないので寝ることにしよう。どうせ俺には製作技術なんてないんですから。

一人心の中で自虐している内に睡魔が襲ってきたので、そのまま戦うことはせずに俺は睡魔を受け入れて眠りに入った。





ーーー−−





「遅いわ………」

朝食を食べ終え食器を片付けているも、朝には二人は食堂には姿を現さなかった。となると答えは一つ…。

「寝過ごしているわね、確実に」

呆れながら食堂を後にし、二人のいる部屋へと向かいインターホンを鳴らすも、反応がないので二、三回ほどインターホンを鳴らしたところで部屋の中ならドタバタと大きな音が聞こえた後、扉が開き、ヒロヤが大慌てで出てきた。

「今何時だ!? 」

「八時半よ………」

「そうか。ふぅ………また寝坊したかと思ったぜ」

「ヒロヤ。そうは言っているけど、それでも寝坊だから。というわけで早く朝食を済ませてきなさい」

「お前は俺の母親かなんかか!? 」

そう言いつつも素直に朝食を食べにいき、その後ろからもトウイが出てきてヒロヤの後を追った。





ーーー−−





「さて、そろそろ三回戦が始まる時間だな 」

「オーッスお前ら。順調か? 」

「「「ム、ムウさん!? 」」」

会場に向かう途中、後ろから声がかかり振り向くと、久しぶりの出番に浮かれているかもしれないムウさんがいた。

「どうしてムウさんがここに…? 」

「そうですよ。バスの後から姿を見掛けなかったのに」

「どうしてって、お前達と当たるかもしれない相手(ところ)を調べていたんだよ。それで当分出番がなかったわけだ」

作者の野郎…っと小さく聞こえた気がするが、気のせいだろう。てかもしかしたら、ムウさんがそうやって調べものをしているという理由でムウさんの事を忘れていたんじゃないか?

「ヒロヤ君。それ言っちゃ終わりだ
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