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K's−戦姫に添う3人の戦士−
1期/ケイ編
K10 ごまかせない“キミガスキ”
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だ。

(しかし帰りどうすっかなあ。俺はバイクがあるからいいとして、乗っけてやれるのはあと一人。今回は弦十郎さんに頼んで車回してもらうか。んで、俺は今度サイドカー買いに行くぞ。うん、決定)


「にーいーさんっ」
「ケーイーさんっ」
「うわっ」

 考え事をしていて接近に気づけなかった。泥だらけで髪もボサボサの義妹とその親友。

「「来てくれてありがとう!」」

 声を揃えて満面の笑みで言われたものだから、少しばかりきょとんとした。

「……こちらこそ。未来を助けてくれてありがとう、響ちゃん。それと未来。無事で――本当によかった」

 ケイは答えた。
 ありふれた言葉に、万感の感謝と、慕情を込めて。
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