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ソードアート・オンライン 瑠璃色を持つ者たち
第八話 さいかい
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アタッカーかたやウォールである。ヒースクリフが牽制し、リュウヤがトドメを刺す。そんなことを繰り返していたらトントンと進んで行ってしまったのだ。

ちなみに、その間で仲良くなったヒースクリフのことをリュウヤは「ヒース」と呼ぶようになっていた。

リュウヤもアスナの言いたいことは分かっている。なにも攻略することを悪いとは言っていないのだ。そんな無茶をするなと心の底から心配してくれているのだろう。

だからこれだけ怒りをあらわにするし、目尻に少々涙が溜まっていたりもしている。

(それでも剣先が鈍らないんだから怖いんですけど!)

必死になってアスナのレイピアを躱し続けていると、場所が移動して転移門の効果が発動できるすぐ近くまで来ていた。

「アスナ、いっぺん止めてくれ!」

「何よ!」

「ふざけないから、マジで」

真剣な声音で呼びかけると、アスナは渋々といった感じで剣を納めてくれた。

「本当に、このことは悪かったと思ってる。無茶してるつもりはなかったんだが、今後は気をつけたいと思う所存だ」

誠心誠意アスナの目を見て話すとアスナは納得はいかないものの、キチンと自分の言いたいことが分かってくれていると見なしたのかうなずいていた、

だがしかし

「てことで、あばよとっつぁん!また会おうぜぇ〜!」

バックジャンプで転移門の前にたち、アスナに聞こえないように指定先を発声。
フハハハハと高笑いしながら転移する際、「ま、待ちなさい!まだ話はーーー」と最後までは聞こえなかったがアスナの声が二十四層転移門前でこだましていた。

リュウヤは見ることが出来なかったが、その時のヒースクリフは苦笑いしていた。





「……あれ?キリトか?」

「あ……リュウヤ……」

たまたま転移した先の街であてもなくブラブラしていると、偶然にも戦友であるキリトと出くわした。

いつも通り真っ黒くろすけのキリトにリュウヤは肩を組む。

「おお、こんな偶然あるもんなんだなぁ。どうよ兄弟、今から一杯」

「えっと、あの、リュウヤ。今はーーー」

「キリトさん、知り合い?」

焦ったように断ろうとするキリトを遮り声をかけてきたのは見知らぬ団体様。
どうやらキリトの知り合いらしいが、ぼっちのキリトに下層の知り合いなんていたのか?などと思いつつ、リュウヤは首を傾げる。

「あ、ああ。チョットね。紹介するよ。俺の友達、リュウヤだ」

なぜか焦っているように見えるキリトはひとまず置いておいて、紹介されたのなら挨拶しないわけにはいかない。
リュウヤはキリトから離れ恭しく一礼する。

「ただいまキリト氏からご紹介に預かりました、私、リュウヤと申します。以後お見知り置きを」

「は、はい
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