僕の出張日記
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5であるアイズちゃんに敵う筈もなく、ギュっと握られた手は振りほどくことはできない。
別に嫌ではないし、むしろバッチコイな状況なので、手を離すのは諦め、アイズちゃんの手を引いて歩いていく。うん、周りから見たら兄妹かな?僕とアイズちゃん同じ金髪だし。
アイズちゃんに「僕達周りからは兄妹に見えるかな?」って聴いてみたところ、頬をぷくーっと膨らませた直後、左手を握りつぶされた。
比喩でも何でもなく、多分指が1、2本折れた。あの、そんなに僕と兄妹って嫌なの?
その後、何故か怒りっぱなしのアイズちゃんに、ジャガ丸くんを30個ほど奢らされた。
&月☆日 雨がなければ、水を浴びればいいじゃない
今日はアイズちゃんやティオナちゃん、フィンさんやリヴェリアさん、あとレフィーヤちゃんがギルドを訪れてきて、一週間ほどダンジョンに潜る趣旨を伝えられた。なんでも、久々に冒険をしたくなったそうだ。
僕はいつも通り「気をつけて行ってらっしゃいませ」と決まり文句を言ってから、フィンさんたちを見送った。
その後は、昼過ぎくらいまでに自分の仕事を終え、他の人の仕事を手伝っていたのだが、ふとクーラーの調子が悪かったことを思い出し、ギルド内にある全てのクーラーの手入れをした。
ギルドの受付内やロビーは勿論、関係者専用の部屋や、ウラノス様の祭壇へと続く地下階段まで、隅々と手入れをした。
一番最後に、ウラノス様がいる祭壇のクーラーを手入れしようと思い、軽くノックしてから部屋に入ると、【ロキ・ファミリア】の主神・ロキがいた。
僕が部屋に入ると、酷く驚いた様子で、「自分いつ来たん!?」と驚かれたが、普通にノックしましたよね?失礼しまーす!と大声を出しましたよね?
え、そんな音と声は聞こえなかった?そげな馬鹿な。
ウラノス様は何故か満足そうに笑っていたけど、なんでだろう?まあ、神様の意図を理解できるとは思わないけどさ。
神ロキとは、一言二言交わし、クーラーの手入れをした。手入れしている途中に「やっぱり自分、家のファミリアに改宗せえへん?」と聴かれた。え、やっぱりってどういうことですか?僕以前誘われましたっけ?
まあ、冗談のつもりで言ったんだろうと予測をつけ、『もし行くことになったら、その時はよろしくお願いします』と僕も冗談で返しておいた。
ウラノス様が珍しくうろたえていた。だから冗談ですってば。
&月×日 大雨だと思う
今日はギルドの仕事で、オラリオの外にある、”土竜族”が住む地下都市に出張した。
馬車で一時間ほどの距離なのだが、運悪くこの日は馬車がもう無くなっていたので、歩きで行くことになった。
ギルドの制服を着たまま、一人旅とか寂
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