ハーフエルフの日記
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を起こし、事情を説明してもらうと、どうやら私は気を失った後、彼の家に運び込まれたようで、傷の手当もしっかりとしてあった。
ついでに、どうして冒険者に反撃しなかったのか尋ねると、「僕はギルドの役員で、向こうは冒険者。僕が彼をを攻撃できるはずがないじゃないか」といつものニコニコフェイスで言われた。たしかにギルドはいかなる理由があっても、他のファミリアと敵対関係を築くわけにはいかない。他のファミリアとの敵対はギルドの信用を大きく没落させるだろう。
あの状況でそこまで考えていたんだ、と私は彼に対する印象を改めた。私の中で彼は『優しい人』ではなく、『頼れるカッコイイ先輩』となった。
それからと言うもの、私は何故か彼が他の女性と話しているのを見ると、無性に腹が立ったり、彼と出かける日の前日は中々眠れなかったりしていた。三年前に、彼が【ロキ・ファミリア】のアイズ・ヴァレンシュタイン氏とティオナ・ヒリュテ氏の担当アドバイザーになった時など、自分でも分かるくらい暗黒オーラが立ち昇っていた。
この気持ちに気付いたのは、一年ほど前にミイシャに指摘されてからだった。
私は現在ギルドの先輩で、上司でもある『アレン・シーカー』さんに恋をしています。
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2024 肥前のポチ