終章 未来へと 〜機動六課 解散〜
これにて舞台は一時閉幕
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結構きらいじゃないんですよ」
「物好きもいたもんだなぁ。ってまあ俺が言える事ではないが」
前に俺の使っていたデスクは六課に出向する前から全く変化していなかった
荷物を整理していると、課長から気の抜けたような声が聞こえた
「そうだった。転属希望で新人くるから、色々とお前が教えてやれ」
「えっ。戻っていきなりですか....。まあいいですけど」
この人は昔から人使いが荒いなぁ、仕方がないか
「入っていいぞー」
もう新人さん来てるのか。早いなぁ
「失礼します」
.....................少し待て
「おう、ティアナ・ランスター一等陸士だな。ようこそ本局次元航行部隊特務捜査部一課、通称情報部へ。万年人員不足の俺たちはおまえさんを歓迎するぜ」
「なんでこんなとこにきた!!!????」
俺は聞こえるはずのない声を聞いて、居るはずのない人間の名前を聞いて、驚いた。その為か声を荒げてしまった
「こんなとこって、お前ひどいな...」
課長がなんか言ってるが気にしない
「なんでって...そんなもの決まってるでしょ?貴方がいるからですよ」
首をこてんと傾けて、当たり前のように言う
「いや....お前執務官になるんじゃ。長年の夢なんだろう...?」
そんな、俺の為に夢を諦めるなんてことされたら...
「だって蒼炎さん、執務官資格持ってるでしょ?なら、貴方についていけば執務官試験も受かるかなって」
「いや、まあ確かに持ってるけど。でも、本当にいいのか?」
それは、以前に伝えた情報部の性質。それは、本来管理局員がやることのないものだ
「はい」
でも、なのにこいつは笑顔で頷きやがった。ったく
なんだかんだいって、俺はこいつに頭が上がらない
「わかった。お前ならとりあえず3日もあれば全部覚えられるだろ。六課の頃と同じレベルでしごく。ようこそこのクソッタレな職場へ。俺たちは歓迎するよ」
ーーー1年後ーーー
「更生プログラムが終わってやっと出てきたか。ああ、約束どうり今日から俺がお前の父親だ。.......名前ないのか?だろうと思った。安心しろ、ちゃんと考えてある。......え?変なのじゃないかって?そもそも俺のこの名前は本名じゃないよ。.....いつか、教えるよ。で、お前の名前だが....。無限の海のような、心が広く、見識が深く、そしていつまでも変わらない信念を持って欲しいから、海斗ってのはどうだ?.........悪かったな!安直で!!で、どうなんだ?........そうか、気に入ってくれたみたいで良かった。.......うん。じゃ、一
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