暁 〜小説投稿サイト〜
2.友人救出物語 〜ただし嫌いな人間はボコる〜
全帝VS化犬(神無異) ただし結果は帝フルボッコ
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か、足が恐怖で竦んで動けないのか、炎帝と総帝は微動だにしない。

ただただ他の帝たちが痛めつけられて死んでいく様を見ているしかなかった。

こんなことは、恐らくテルマしか予想できなかっただろう。

相手にした人格が悪かった、まさに触らぬ神に祟りなし、である。




白「あ〜楽しかった!

久々にストレスが全発散できたぜ!」

炎帝と総帝を(物理的に)潰した白夜は、メシウマ状態だった。

テ「びゃ〜く〜や〜ちゃ〜ん!」

白「にゃあああっ??

止めろおっ!」

テルマがいつの間にか背後に立ち、白夜の背中をなぞった。

驚いた白夜は振り向くがいるのはコロロだけである。

テ「あ〜ん可愛い〜。」

白「にゃー!

は〜な〜せ〜!」

バタバタと子供のように暴れる白夜。

コ「おめでとうございます!

それにしても????、本当に負けなくてよかったです??????!」

前にはコロロ、後ろにはテルマ、挟まれた白夜は困惑、そして叫んだ。

白「俺はどこぞの主人公気質じゃないんだああああああ??」

そんな白夜の悲痛な叫びが響いた後、少しすると放送が流れる。

『今回の決闘、全帝VS天翔翼のBランクギルド員の決闘、結果はギルド員の勝利。

これにて幕を閉じます、観客の皆様は忘れ物のないよう、気をつけてお帰り下さい。』

全帝と白夜の決闘を見終わった観客は暗い顔をしながら帰る、それに気がついた白夜。

白「何であいつら暗い顔してるんだ?」

テ「それはねぇ、全帝と白夜ちゃん、どちらが勝つかで賭けていたのぉ。

ほらでも、負けちゃったじゃな〜い?

私以外の観客は恐らく全員帝グループに賭けていたと思うわぁ、その所為かしらね〜。」

コ「私はお金がもったいないので賭けなんてしませんけどね。」

白「でもテルマ姐さんもコロロも俺のこと応援してくれたんだろ?

それだけで十分だぜ!」

ニッと無邪気な笑顔を見せる白夜。

テ「可愛い〜!」

白「ちょっ、姐さん苦しい!

男性が羨ましそうに見ていらっしゃるから止めてほしいんだぜ??」

こうして、白夜と帝たちの決闘は終わりを迎えた。
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