1期/ケイ編
K4 妹は鋭い
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
いものを、なるべく気づかないフリをして。
明朝5時。了子の説明を、響と隣り合わせに座ってケイは聞き、仕事の内容を頭に叩き込んだ。
地上でのフォームは、デュランダルそのものは了子と響が乗った車に載せ、それを囲むように護送車が走るという形で、ケイ自身は弦十郎も乗るヘリで上からその列を追う分担となった。
出発前、ケイは響と一時の別れの挨拶をした。
「くれぐれも気をつけるんだぞ」
ぽふぽふと頭を軽く叩くと、響は笑顔で元気に返事した。
ケイは弦十郎が待つヘリへと乗り込んだ。
(やるからには半端はしない。分かってるよ、祖父さん)
胸の紅いペンダントを握り締める。
(お前がくれた力、100%役に立ててみせるから、あの世からしっかり見とけよ)
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ