暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1016話
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のなら、だが。
 あるいは、もしも量産型Wを捕獲しようとした者がいた場合に対する対処法とか。
 特にソ連なんかはオルタネイティヴ3をやっていただけあって、下手にそっち方面の技術レベルがあるだけに手を出してきそうな気がしないでもない。
 そんな風に考えている間にも話は進み、恭順派と難民解放戦線への対処法が話し合われていく。
 やっぱり無難なのは生身でも強い者……具体的に言えばネギま世界の魔法使いをアンバール基地に派遣するという意見が強いな。
 ただし、相手は普通に銃を撃ってくる以上、防御障壁の類を日常的に張る事が出来るレベルの魔法使いが必要だが。

『ふーむ、麻帆良を買ってくれるのは嬉しいんじゃがな。正直こっちとしてもそこまで手を裂くだけの余力がないというのが実情じゃ。M.M.との繋がりがあれば、まだ魔法使いの数を揃える事が出来たんじゃが……』
『なるほど』

 近右衛門の言葉にウズミが頷くが、何故M.M.と手を切ったというような言葉は出てこない。
 既にこの会談に参加している者達の間では、M.M.というのがどのような組織かを知っているからだ。
 特に、門世界と繋がったと知れば……新種の魔法目当てでどんな行動をしていた事やら。
 それから20分程話し、予定の時間となる。

「時間か。取りあえず今日はこのくらいにして、テロリストに対する対応は各自がそれぞれに検討するという事にしておくか」
『宿題ですか。この歳になって宿題を出されると思いませんでしたな』

 ハワードが苦笑を浮かべつつそう告げ、皆がそれに思わず同意の笑いを漏らすのだった。
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