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転生とらぶる
マブラヴ
1016話
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の代表者達にはすぐに分かったのだろう。

『アクセル代表、自分でも信じていない言葉を口にしない方がいい』
『そうじゃな、ウズミ代表の言う通りじゃと儂も思う』
「……そうだな。確かに証拠はまだ出ていないが、俺の勘としてはほぼ確定と言ってもいいと思う」

 もっとも、勘ではあってもこれは念動力によるものではない。純粋に俺の勘だ。
 ただし、軍人として……数多の戦いを潜り抜けてきた俺の勘だけに、それ程間違っているとは思っていない。
 そもそも、ハイヴ内のドリフトというのは電波を攪乱する性質を持っている。
 それに対抗する為に、俺達はハイヴ攻略作戦をやる時にフォールド通信が可能な機器を貸し出しているが、当然戦術機に付けられている発信器の類にはフォールド通信の技術を使っている訳ではない。
 勿論ハイヴを基地化している以上その辺の対処はしているだろうが、何しろアンバールハイヴはフェイズ5。深さ2km、広さ半径30kmにも及ぶだけの規模のハイヴだ。
 当然アンバールハイヴを基地化するにしても、まだ完全ではない。
 いや、他のハイヴを攻略し、そちらの基地化を進める為にかなりの力を割いている今のマブラヴ世界の状況では、取りあえず基地化して使えるようになったらいいだろう、という感じになっている。
 その結果、使わないドリフトはその多くがそのままになっていた。
 そんな場所に兵器を盗んだテロリスト共が一時的に隠れて、発信器の類を排除し、警戒が甘くなったところを見計らってアンバールハイヴを脱出したのではないか。
 現在はそんな風な行動を取ったと分析されている。
 もしかしてまだアンバールハイヴの中に残っている可能性も否定しきれないが、その辺に関してはまだ全てを調べられた訳ではないので、何とも言えない。
 どうしてもこの辺は人手不足が響いているよな。いっその事、量産型Wやメギロート、イルメヤなんかを貸し出してみるか?
 ドリフトの内部ならメギロート、イルメヤ、シャドウが普通に行動出来るし、細かい作業に関しては量産型Wを出すという手もある。
 特に量産型Wは色々な意味で優秀な……優秀すぎる人材だ。
 疑似記憶と疑似経験によって、超のつく一流が揃っているシャドウミラーのメンバーと行動を共にしているおかげで、色々な意味でオールマイティーな能力を発揮出来るようになっている。それこそ、四葉の料理とかもな。
 ……まぁ、それでも疑似というだけあってワンランク、あるいはツーランクくらい落ちる能力になっているんだが、基になっているのが高いレベルを誇っている事もあって、色々な意味で高い能力に恵まれていると言ってもいい。
 少なくても人材不足のマブラヴ世界にとってはこれ以上ない程にありがたい存在だろう。
 ただし、量産型Wの異形とも言える姿に慣れる事が出来る
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