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寄生捕喰者とツインテール
二度目の急展開
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好転しないのは目に見えていた。

 彼女についてきたらしい『美の四心』も、また首領直属の精鋭部隊であり、ソレを踏まえればどれ程この世界が、そして割り込んできた者達が、彼らにとってイレギュラーなのかが分かる。


「無論、お主にもしっかりと働いてもらう故、鍛錬を怠るでないぞ?」
「はっ……スパロウギルディ殿には……」
「既に伝えてある。部隊長と呼べるのは、他にお主だけなのでな。だからこそ重要事項を先に伝達すべく、此処へと呼んだのじゃ」
「なるほど」


 クラーケギルディは感情を抑え、冷静に見極めてこそいたが、他のエレメリアン達が有ろう事か「人間」の下に着くなど、幾ら人間を尊敬していようとこればかりはプライドが許すはずもない。

 その騒ぎを鎮める為に、クラーケギルディへは前もって伝えておこう、と言う訳らしい。


「妾とて護衛へ任せきりにはさせん。歯向かうならば実力を持って、妾の存在を認めさせるまでだ」


 その『実力』が大見えを張ったモノではないと、既にクラーケギルディも分かっている。
属性力の高さ、胆力、そして実力……首領直属になるのなら、ふさわしい人材であろう。


「では下がるがいい。次なる指令をまて、良いな」


 ダークグラスパーはそういうと、パソコンの画面に目を戻す。クラーケギルディの返事も待たずにこれとは、どれだけ精神が図々s―――猛々しいのか。

 心おきなく続きが出来ると、左クリックを開始して、そこで違和感に気がついた。

 ふと目を向けた先、クラーケギルディが未だ膝間付いて、この部屋から出て行ってはいないのだ。


「さがれと言ったであろう? 聞きたい事があるのならば、今は忙しい故後にせい」


 そういうとダークグラスパーは大して忙しくm―――かなり急がねばならない、その作業に再び取り掛かる。

 次から次へと繰り出される、現実ではまずあり得ないシチュエーションに、だらしなく頬を緩ませて凝視し、再び分を進めようとして……苛立った表情でまた目を向ける。


 そう……クラーケギルディはまだ居るのだ。


「妾の超絶テクニックを見ようとしても無駄じゃぞ? 何せお主らでは決して届かぬ妙技なのだから。だからさっさと下がれ」


 再三(世迷い事を)言い放ちパソコンに目を戻そうとするが、やはりかクラーケギルディは頑固にも決してその場を動こうとしない。

 いい加減シビレが切れたかダークグラスパーは立ち上がり、語りかける口調からたたきつける口調へと変えた。


「いい加減にせんか!! お主が何を望んでおるのかは知らんが、しつこく食い下がれば取繕ってもらえる等、自身の立場を弁えんか!! 野心も過ぎると―――アレ?」


 そこまで言い放っ
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