第五十六話
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が付いていたのか。
「写輪眼って言う。能力はあらゆる術の看破と模倣。それと…」
「それと?」
これは教えたくは無かったんだけど…
「視線を交わした相手の思考を誘導する能力」
思兼のみで有ってほしい。思兼ですら面倒なのに、その他3つのうちタケミカヅチとシツナヒコを持っていたら洒落にならない。
「と言うことは視線を合わせなければいいの?」
流石に幾度と無く修羅場を越えてきただけはある。理解が早い。
だけど…
「なのはさんは相手を見ずに攻撃できる?相手を見ずに攻撃を避けれる?」
「……無理、かな…」
普通無理だよね。
「アオ君は?」
「出来る」
円を広げれば相手の動きは眼を閉じていても手に取るように分かる。
「……アオ君って何でもアリだね…」
呆れている時間は無いよ!
「はっ!」
体勢を立て直したヴィヴィオがこちらに向かってシューターを飛ばしてくる。
避けても追尾される可能性があるために右手に持ったソルでたたき切る様にして打ち落とす。
なのはさんに迫ったシューターも自身のシューターで相殺したようだ。
「それで!どうするんですか?何かヴィヴィオを止める方法は!?」
とめる方法が無ければ最悪…
「大威力の魔力砲で融合しているレリックを押し流せればもしかしたら…」
つまり、やることはいつものアレと変わらない訳だ。
「準備にどれくらいかかる?」
「え?…そうだね30秒は欲しいかな」
「OK。ヴィヴィオの拘束は任せろ!」
「で、でもっ」
「大丈夫だ、信じろ!」
「う、うん!」
さて、役割分担は決まった。
俺が前衛で足止め、なのはさんが後衛でヴィヴィオにでかいのをかます。
思兼を食らわないように眼を瞑り、『円』を広げる。
実際食らってみてあの技はすごく脅威だ。
「はぁっ!」
上昇したなのはさんを狙い地面をけったヴィヴィオの攻撃に割り込むように横からコブシを突き出す。
「なっ!っきゃあっ!」
俺のコブシに突き飛ばされて壁まで吹っ飛んでいき、ぶち当たりそのまま落下するヴィヴィオ。
しかし、やはりダメージを負わせた感覚は無い。
この室内には光源がいくつも有って影自体が薄いが…やってみるか。
『忍法・影真似の術』
俺の足元の影が形を変えて伸び、まさに今起き上がろうとしていたヴィヴィオの影を捉える。
「なっ…体が…動かないっ」
何とか動きを止められたけれど…
「こんなものっ…」
ぐぐっと力を込めることは無意味だが、巻き散らかされるヴィヴィオの魔力光が発光しているのが問題だ。
その光がヴィヴィオの影を消してしま
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