情報収集
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
朝早く目覚めた白夜は、昨日の約束通りアディール解体屋に来ていた。
扉をノックすると、睡眠をとっていないのか目の下にクマができたアディールが出迎えた。
ア「よう、解体は終わってるぜ。」
白「サンキュー、っつっても解体してもらったのに金がないから払えないんだぜ。」
ア「うちは換金もやってるから安心しろ。
で、何を換金したい?」
白「そうだなぁ、鱗かな、数枚残して全部売る。」
ア「OK、ちょっと待ってな。」
奥に入って行ったアディールを少し待つ。
待つこと数分、アディールは袋に大量のお金を入れて持ってきた。
ア「結構重くなっちまったな、これがお金だ。」
白夜は中を開いて一言。
白「何で日本の金なんだぜ??」
そう、1円玉から1万円札まで寸分違わず日本の金が入っているのである。
ア「それな、昔とある偉人が「異世界(ここ)の金の設定めんどくせええええ??」と叫んだことにより、採用されることになった通貨なんだと。」
白「そいつ絶対日本人だぜ??
というか何しちゃってんだよそいつ??」
白夜の悲痛なツッコミがこだました。
解体屋を出た白夜、街並みを確認しながらブラブラと散歩をする。
しばらく散歩して日が昇ると白夜は一旦、天翔翼に戻って行った。
白「ただいまだぜ〜。」
コ「あっ、白夜さん??
あれ、どうしたんですかそのお金?」
白「ああ、そうだった、ほい。」
受付テーブルの上に、ダークネスドラコの傷ついた鱗を置く。
コ「あっ、これってもしかして緊急討伐に指名されていたダークネスドラコの鱗ですか??」
白「そうらしいな、俺はただこいつの肉が食べたかったんで狩ったんだけど。」
コ「なるほど、まぁともかくこれで王都の近い脅威は無くなりましたね。」
白「腹減った、厨房とかってないか?」
コ「厨房ですか?
それならまっすぐ行って左ですよ。」
白「サンキュー。」
白夜は厨房へと移動し、朝食を作る。
白「いや〜、やっぱりドラゴンの肉は美味いぜ〜。」
白夜は朝食と皿洗いと歯磨きを済ませ、厨房から出る。
コ「お帰りなさい、美味しかったですか?」
白「美味かったぜ〜。」
コ「いいですねぇ、ダークネスドラコの肉、最高級の肉ですからね????、ほっぺが落ちるほど美味しいんだろうなぁ〜。」
白「そう言うと思って、サイコロステーキみたいにして何個か作ってきたんだぜ。
俺は正午までマハル大図書館で情報集めをするから、全部食べてもいいぜ。」
コ「あっ、そうだ、昨日頼まれていたギルドカードの作成が終わりました。
魔力を流せば自分の所有物となり
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ