妖精の輝き
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ブルーノートがカナに気をとられている隙にナツが状態を反らせ、
ズボッ
地面に頭を押し込んだ。
「ナツさん!?」
「さすがの馬鹿力も、この重力下じゃ・・・」
「違うよシャルル〜!!」
「あれは・・・」
ウェンディたちはナツのほうへと視線を向ける。
「火竜の・・・咆哮!!」
ナツは地面の中でブレスをし、ブルーノートを攻撃しようとしたのだ。ナツの炎は地面を裂きながらブルーノートを襲う。
「やった!?」
ルーシィがブルーノートを見るが、炎が晴れるとその中からは全然ダメージを受けた様子のないブルーノートが姿を現す。
「邪魔だクズがぁ!!」
「うあああ!!」
「きゃああ!!」
「あうう!!」
ブルーノートは怒りに身を任せ、ナツたちを吹き飛ばす。
「バカかブルーノート!!あいつらは囮だ!!」
「!!」
「ナイス!ナツ!!」
カミューニがカナが魔力をためる体勢に入ったことに気づき、ブルーノートに怒鳴るがもう遅い。
「行けーーっ!!」
ナツはカナにブルーノートを倒すための時間を作ったのだった。
(私にはこの魔法が使える!!)
カナは妖精の輝きの刻まれた右腕を空へとかざす。
「集え!!妖精に導かれし光の川よ!!」
カナの右腕が徐々に光を纏い始める。
(妖精の尻尾の魔導士だから!!)
光はカナの腕のみならず、カナを中心に光の柱が空へと伸びる。
「バカな・・・あれは・・・」
「空が輝いてる・・・」
「違う・・・その向こう、星々の光!!」
ブルーノート、ウェンディ、ルーシィが空を見上げてそう言う。
「照らせ!!邪悪なる牙を滅するために!!妖精の輝き!!」
カナの腕から光の巨大な輪が放たれ、ブルーノートを襲う。
「ぐおあああああ!!」
「オオオオオオ!!」
「すごい光!!」
「これがギルドの三大魔法の一つ!!」
あまりの輝きに、ルーシィとウェンディは驚愕する。
「消えろおおおおおおお!!」
「おおおおおおおおおお!!」
次第に光がブルーノートを囲み、ブルーノートは悲鳴にも似た声を出す。だが、
「弱い・・・」
カミューニはそれを見てそう呟く。そして、
「落ちろおお!!」
ブルーノートは自分の魔法を使い、妖精の輝きを叩き落としてしまった。
「うおおああ!!」
「「あああああ!!」」
ナツたちはその勢いに圧され、飛ばされる。魔法を放ったカナも同様に地面へと崩れる。その腕は、妖精の輝きの力に負け、ボロボロになっていた
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