妖精の輝き
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なのこの人・・・」
シャルルとハッピー、セシリーがその男を見て驚いている。
「誰だ?てめーは」
ナツの問いに、男は答えない。
「飛べるかなぁ?」
男はナツたちの前で足を止める。
「いや・・・まだ飛べねぇな・・・」
男は両手をナツたちに向ける。
すると、男の周りの雨が一瞬やんだ。
「!!」
「落ちろ」
ブルーノートがそう言うと、突然ナツたちが何かに押し潰されるように倒れる。それと同時に、ナツたちの周りの地面がへこむ。
「ぐはぁ!!」
「きゃあああ!!」
「ああああ!!」
「う・・・動けない・・・」
「お・・・重い〜・・・」
「重力?」
ナツたちはブルーノートの攻撃を受け、地面にへばりつく。その間にも、地面は少しずつ、少しずつと沈んでいく。
「俺はよう、妖精の尻尾にも、ゼレフにも、あまり興味ねぇのよ」
ブルーノートは一度魔法からナツたちを解放し、解放されたナツたちはなんとか顔をあげブルーノートを見上げる。
「だけど一つだけ、ほしいもんがここにあるんだ」
ブルーノートは冷酷な目でナツたちを見下し、
「妖精の尻尾初代マスター、メイビス・ヴァーミリオンの墓はどこだ?」
そう問いかけた。
「し・・・知らないわよ!!あたしたちだって!!」
「初代マスターのお墓・・・二次試験と何か関係があるっていうの?」
ルーシィとウェンディがブルーノートにそう返す。
「そっか!オイラわかっちゃった!」
「な・・・何が〜?」
「どうせろくでもないこと考えたんでしょうけど、聞いてあげるわよ」
何かに気づいたハッピーにセシリーとシャルルがそう言う。
「お前もS級魔導士になりたいんだな!!でも妖精の尻尾には入れてあげないぞ!!」
「はぁ・・・」
「聞くんじゃなかった・・・」
ハッピーの勘違いにセシリーとシャルルはあきれる。すると、そのハッピーの上に魔方陣が現れ、
「プギャア!!」
「ハッピー!!」
「大丈夫〜!?」
ハッピーは地面へと押し潰されそうになる。
「ネコがなれなれしくしゃべってんじゃねぇよ。俺がてめぇに聞いたか?試験だかS級だか知らねぇがふざけてんじゃねぇよ」
「ふざけてるのはそっちでしょ!!」
「ルーシィさん・・・?」
ブルーノートにルーシィが怒鳴る。
「お墓は私たちにとって神聖な場所!!例え知ってても、あんたなんかに教えな・・・」
ルーシィの体が突然宙に浮き、地面へと落とされる。
「きゃあああ!!」
「ルーシィ!!この・・・」
ナツがブルーノートを睨むが、ブルーノートは全く気にした様子もなく話を続ける
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ