2期/ヨハン編
K10 Dancing in the Midnight
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ヨハンの炯剣のギアは、光と火を宿した剣。あのアームドギアは剣であると同時に火炎放射器にも閃光弾にもなりうる。初見の者は、ただの大剣がヨハンのアームドギアだと騙される」
「――さすが、わたしたちのヨハン」
「デスっ!」
無邪気に喜ぶ調と切歌。
(そして何より――ヨハンは血に汚れる覚悟をしている。調と切歌を幸せにするために)
モニターに、雪音クリスが再びミサイルを彼に向けて放つシーンが映し出される。だがヨハンは、迫った火薬の脅威を剣の炎で誘爆させて防いでいた。
スピーカーからヨハンの歌声が流れる。
Ah 人に食われて 蛇に食われて 蛇になる
見かねた小さな君の指先の血 荊が吸った
反感と諦観のぶつかり合いを詠うテノール。
歌の中でしか表に出せない、人を傷つけたくないヨハンの真心。
「……あの子も稀なる才能を持つシンフォギア適合者。セレナには及ばずとも、自らのギアに習熟しています。勝負はありましたね」
日本側の装者たちを充分に消耗させた上で、ヨハンが跳んで岩の上に下がった。
そこをウェルが、待っていたと言わんばかりにネフィリムというトドメを投入した。
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