2期/ヨハン編
K5 戦姫vs餓鬼
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ると、シンフォギアからのバックファイアは大きくなる。それだけで装者の肉体を蝕む猛毒になる。
彼女たちは知らず知らずの内に自ら毒の空気を肺に招き入れているのだ。
(そして。相手を苛め抜いてから本命玉を投下して絶望させるのがドクター流)
グェヴォ!!
闇から関節がめちゃくちゃな生物が彼女たちを襲った。
アームドギアで迎撃したのに堪えていない生物――ネフィリムに、少女たちは慄然としている。
一応“エサ”は与えた後だから、ウェルのコントロールがずさんでない限りは彼女らを食わないとは思うが。
ヨハンは注意深くモニターを見守った。
ウェルが持つソロモンの杖から召喚されたノイズに対し、イチイバルの装者がミサイルを射出し――悲鳴を上げて膝を突いた。
外したミサイルの数発が彼女たちのいる区画を吹き飛ばした。ヨハンのいる制御室にも震動があった。
(そろそろ夜が明ける)
モニターを切り替える。ウェルはあくまで余裕を持ってホールドアップし、大人しく黄金のガングニールの装者に拿捕された。
ヨハンは計器を操作し、ネフィリムのケージの回収ポイントのデータを本拠であるエアキャリアに送った上で、ここにあるデータをバックアップ込みでデリートするよう設定した。
退き時が悟れないほどヨハンはにぶくもなければ優しくもない。
先行した天羽々斬の装者、それに日本側の装者に拘束されソロモンの杖を取り上げられたウェルを追跡すべく、ヨハンは制御室を出ながら――その旋律を口ずさんだ。
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