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K's−戦姫に添う3人の戦士−
1〜2期/啓編
K6 白蛇聖少女
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争うの、見たくないよ…

 ごめんなさい、奏さん。せっかく奏さんが救ってくれたのに、わたしはどうしようもない意気地なしでした。


           「 ――Emustolronzen fine el baral zizzl 」


 あなたが最期に奏でた旋律。これでどうか、わたしの大好きな二人の衝突が止まりますように――






 その歌が聴こえた時、きっと最も驚いたのは私だ。


              「  Gatrandis babel ziggurat…  」


 絶唱。奏が最期に歌った唄。シンフォギア装者を激しく損ない、最悪、死に至らしめる破滅の旋律。
 それを、立花響が口にしている。

「その唄を歌ってはだめだ――!」
「え? え、え? 何」

 ええい。この際、立花弟への説明も、本人が何故詞を知っているかの疑問も無視だ。立花響を止めなくては。


             「  Emustolronzen fine el,――zizzl  」


 くっ、間に合わない――!

 炸裂する歌エネルギー粒子。広がる衝撃波に吹き飛ばされた。
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