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K's−戦姫に添う3人の戦士−
1〜2期/啓編
K5 わたしだって…だから…
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ちゃんは目をきゅっと閉じて、大きく首を横に振った。響ちゃんにそんな顔されたら、おれなんかもう口利けないじゃんかよ。

「わたしだって、守りたいものがあるんです!」

 響ちゃんが風鳴サンに向けて口火を切った。

「だから! 分かってほしい。翼さんにもあると思う、大事な物があるように。わたしにだって守りたいものがあるんです。だから――」
「だから? んで、どうすんだよ」

 この声。おれたちの中の誰でもない、女の子らしい声。

 雲が晴れて月が出る。

 月光の下に現れたのは、全身を白スーツで覆ってて、上半身だけやたらとゴテゴテしたバトルスーツの女の子だった。
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