1〜2期/啓編
K4 警姫・プリトウェン
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れが墓碑の前にいた時、話しかけられて。日本語で。だからつい答えちゃったっていうか。そんで何故か、その人が別れ際にコイツ渡して行っちゃったんですよ。それからずっと、何となく手放せなくて持ってたんすけど…」
そー…
うわコワ! 司令サンもコワイけど、櫻井サンのコワイは別種の「コワイ」だ。蛇に噛まれる5秒前って感じ。
「――では立花啓君。キミに折り入って頼みがある」
来た。むしろ待ってましたな司令サンの台詞。
「響君と共に、我々に協力して、ノイズと戦う力を貸してくれないだろうか」
「姉ちゃんがやってるみたいに?」
響ちゃんをチラ見。
響ちゃんはおれの視線に気づくと苦笑した。笑顔に元気がない。やっぱ風鳴サンに食らったのが効いてる。カラダにも、ココロにも。
あー思い出したらむかっ腹立ってきた。結局一発入れてねえし。人の姉ちゃんを何だと思ってやがるかあのアイドル様様はよぉ。
「――いいですよ別に。やってやりますよ。あの人がいつまたおれの姉ちゃんを殺そうとするか分かったもんじゃないし」
おれの目が黒い内は、響ちゃんにゃ傷一つ付けさせねえ。
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