1部分:第一章
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マでは剣闘士は人気の職業だったのだ。市民達の歓声を一身に浴び栄誉もかなりのものだ。だから人気の職業であったのだ。
だから彼もなった。ゲルマン人の奴隷だったが剣闘士になりそこから今に至る。しかし彼はその今に何か虚無的なものを感じていたのである。
「しかしな」
「しかしって」
「またどうしたんだよ」
「戦い歓声を受けて何時か死ぬ」
こう言うのであった。
「それがいいのかどうか」
「いいのかって」
「それが俺達じゃないか」
「なあ」
既にそれを受け入れているので平然としている彼等だった。
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