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K's−戦姫に添う3人の戦士−
1〜2期/啓編
K3 侍系アイドル歌手
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望む所と言わんばかりで。

 おれは走って響ちゃんの前に立った。
 響ちゃんを庇って両腕を広げ、どでかい剣に立ちはだかった。


「おれの響ちゃんをいじめんなぁあああッ!!」


 その時、変化は起きた。


            「 ――Ezehyte Prytwen tron―― 」


 キュピィイイイイイイイイン!!!!


「そんな!? ――ああっ!」
「翼さんッ!」
「…んだよ、コレ…」

 盾? バリア? 広げた両腕がちょうど直径サイズの、乙女の顔や十字架を刻んだサークルが輝いてる。

 あの人はどでかい剣ごとこのサークルに吹っ飛ばされたんだ。10メートルは飛んだ。間違いない。

「…って、え!? ええ!?」

 ブレザーのポケット、その中にある物が布地越しにクリーム色の光を放っている。急いでポケットからそれを取り出した。

 去年の修学旅行中、イギリスでとある人から譲られた、紅く細長い、結晶。

 サークルがぐにゃりと歪み、網みたいにおれの手に貼りついた。手だけじゃない、腕から肩へ、肩から胴へ。べったりとサークルがまとわりついてくる。おれの意見は聞いちゃくれねえ。

 凄まじい光とソニックブーム。
 響ちゃんの時と同じ現象が今、おれの肉体に起きてる。


 ガッ…シュウウウウゥゥゥ……


 お、終わった…のか?

 グレイのラバースーツの上から、手足と胸部には黒いアーマード。同じく黒いヘッドホンと、頬まで届く「コ」の字の額当て。腰からは妙に長い青のヒラヒラとファーがあって、その上なんかあちこちにガ〇〇ムのユニットっぽい円盤とかが引っ付いてる。

「啓も…わたしたちと、同じ…?」
「また新しいシンフォギア装者…だと…」

 響ちゃんと同じ。シンフォギア。
 響ちゃんと並び立てるだけの力。響ちゃんを護ってあげられる力。
 おれにも力があったんだ!
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