1〜2期/啓編
K3 侍系アイドル歌手
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ャンプ。風鳴サンが戦ってたノイズにキック。ナイスアシスト。
響ちゃんが落ちてくるであろう場所に急いで走る。姫抱っこならぬ姫キャッチ…………失敗〜!
「啓? なんかすごい凹んでるけど、だいじょぶ?」
「男のロマンは障害が多いなあって思っただけだから。それよりさ。上行って風鳴サンと合流しようよ。今のであの人も認めざるをえねえだろ。響ちゃんと一緒に戦うの」
「うんっ! 行こう!」
といってもこの高さなんで、響ちゃんにおんぶされる形で、上へ飛び上がった。すげえなシンフォギア。
あとこの2回目の男女逆転シチュのショックで凹まなかったおれもタフになったもんだ。
「翼さーんっ」
おれが離れるなり、親鳥見つけた雛みたいに、響ちゃんは風鳴サンに一直線に走ってった。
「わたし、今は足手まといかもしれませんけど、一生懸命頑張りますッ! だから、わたしと一緒に戦ってください!」
「――そうね」
ま、なっちまったもんはしょーがない。その辺くらい風鳴サンも分かってるだろ。
チャキ
分かって……あれ? おねーさん、何で響ちゃんに刀向けてんの?
「あなたと私、戦いましょうか」
おいおいおいちょっとちょっと。目がいい感じにイッちまってんぞこの人。
「う、うえ、そ、そういう意味じゃありませんっ。わたしは、翼さんと力を合わせ――」
「分かってるわ、そんなこと」
「だ、だったらどうして」
「私があなたと戦いたいからよ」
何ヲ言イ出スンダコノ女ハ。
「私はあなたを受け入れられない。力を合わせあなたと共に戦うことなど、風鳴翼が許せるはずがない」
一人称がフルネームの時点で処置なし。かゆい。かゆくてイタい。
「あなたもアームドギアを構えなさい。それは常在戦場の意志の体現。あなたが何物をも貫き徹す無双の一振り、ガングニールのシンフォギアを纏うのであれば――胸の覚悟を構えてごらんなさいッ!」
さっきまでの現代女子口調どこ行った!? ブリッジ並みに仰け反って頭抱えてますよこっちは!
「わたし、アームドギアなんて分かりません……分かってないのに構えろだなんて、それこそ全然分かりませんッ!」
よく言った、響ちゃん。そうそう。分からんものは分からんってちゃんと申告しないと。
「――――覚悟を持たずに、のこのこと遊び半分でいくさ場に立つあなたが、奏の……奏の何を受け継いでいると言うのッ!!」
風鳴サンが高くジャンプ。投げた刀が巨人が持つサイズの剣に化けた。風鳴サンはそのどでかい剣の先端を蹴って、こっちに、響ちゃんに向けて迫ってくる。
「……やめろ…」
あんなどでかい剣、食らえば死ぬってことくらいおれにも分かる。なのにあの人は躊躇わず、むしろ
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