愛と活力の涙
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り、心拍数が高まってくる。その頭の中には、イトシイ者の顔が浮かんでいた。
(グレイ様?)
「それだ!!感覚リンク!!」
メルディがジュビアに手を向けると、ジュビアをピンク色の光が襲う。
「うわああああああ!!」
叫ぶジュビア。その体から、何かがどこかへと飛んでいく。
「ぐわああ!!」
すると、ゼレフを持って悪魔の心臓の戦艦に向かうウルティアを追っていたグレイが、何をした訳でもなしに痛みを感じる。
「なんだ?この痛みは」
グレイの腕には。いつもまにか謎の紋章が刻まれていた。
「?」
グレイと同じ紋章がジュビアの腕にも同様に刻まれていた。
「失われた魔法、マギルティ=センス」
「な・・・何をしたの?」
ジュビアはその場で上体を起こし、メルディを見据える。
「ジュビアとグレイの感覚を一つにした。これは対象への強い思いがなければ繋げない」
それを聞いたジュビアはゆでダコみたいに顔を真っ赤にする。
「ジュ・・・ジュビアとグレイ様がひ・・・一つにー!!?」
「感覚がね」
ジュビアはあまりに興奮しすぎてどんどん顔を赤くする。その時、グレイも同様に顔を真っ赤にしていた。
「いい気分でしょ?二人の感覚は完全に共有するの」
「て・・・天国のよう・・・もだえ死にそう」
鼻で笑いながら言うメルディに、ジュビアは嬉々として答える。
「だけど・・・この魔法は痛みすら共有する!!」
「ぐっ!!」
メルディはジュビアの腕に攻撃をする。この時、グレイも同様の痛みを感じていた。
「お前が受けた痛みは、全てグレイも感じている」
「そんな・・・」
ジュビアは悲しそうな声を出したかと思ったが、それはすぐに怒りへと変わる。
「グレイ様を・・・キズつける気?」
ジュビアはメルディに突っ込む。
「シェラー!!」
「がはっ!!(バカな・・・まだ魔力が上がるの!?)」
メルディはジュビアの魔力がさらに上昇したことに驚いている。
「こんなに強かったなんて・・・想いが力になってる。(だったら、私も見せてあげる!想いの力を!!)」
メルディは自分の右手首に人差し指と中指を擦り付ける。
「3スプレッド感覚リンク!!」
メルディの腕から、ジュビアの腕に何かが繋げられる。
ジュビアはそんなことになど気づかず、メルディを殴る。メルディは後方へと飛ばされていく。
「うああああああ!!」
すると、
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