暁 〜小説投稿サイト〜
2.友人救出物語 〜ただし嫌いな人間はボコる〜
弱小ギルド“天翔翼(あまかけるつばさ)"
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
アディールたちと別れて王都内に入った白夜は、近くにあるギルドを探していた。

白「うっわ、すっげぇ厨二病っぽい名前。」

“天翔翼”と書かれた小さな木造のギルド。

白「地図にも載ってないし、ここなら主人公気質は絶対こねぇだろ!」

扉を開けると鈴の音がなる、だがそんなことはどうでもいいくらいのカオスな現状。

大男数人が、女性1人を口説いている。

周りにいた男性のギルド員は、怖がって何もできないでいるようだ。

白夜はギルド登録できないかな〜、と悠長に受付嬢を探していた。

しかし見つからず、白夜は近くにいたギルド員に尋ねる。

白「なぁ、ギルド登録しに来たんだけど受付の人ってどこ?」

「あ、あいつらに捕まってる茶髪の人が受付嬢だけどー」

白「サンキュー。」

白夜はギルド員の忠告もろくに聞かずに大男たちに近づく。

白「なぁ、姉ちゃん嫌がってるだろ、放してやれよ。」

「ああ?

なんだこのガキ、勇者気取りですかあ?」

ギャハハハハッと下品に笑う大男たち、白夜は笑顔になる。

白「実力差も見極められない低脳弱者が粋がってんじゃねぇよ、傲慢どもが。」

そして、毒を吐いた。

「実力差あ?

分かってねぇのはてメェだろう、がぁ??」

大男の1人が白夜に向かって殴りかかってくる。

遅いなぁと思いながら横に少し動いて避けると、そのまま大男にデコピンを見舞う。

たったそれだけで、大男は壁に叩きつけられた。

白「力の加減って難しいな??????。」

「な、なんだこいつ??

野郎どもやっちまええええ??」

1人の大男の合図で一斉に白夜に殴りかかる。

白夜は笑って、大男全員にピンポイントで殺気を向けて一言。

白「殺しちゃうぞ?」

大男たちは顔面蒼白で冷や汗を垂れ流し、壁に寄りかかって気絶していた大男1人を連れてそそくさと出て行った。

白「んだよつまんねぇな、もう少し粘ってくれれば良かったのに。」

やれやれとため息を吐く白夜。

コ「あの、ありがとうございます、助けていただいて!

私は受付嬢のコロロ・エトネルニアと申します。」

白「俺は禍 白夜、ギルド登録しに来たんだけどできるか?」

コ「で、できますけど??????本当にここでいいんですか?

ここは弱小ギルドだし、先ほどのような人が目をつけて??????、それでも、入りたいと思いますか?」

目尻に涙を溜めて白夜を見るコロロ、しかしそんな気遣いは白夜には分からず。

白「だってよ〜、他の地図に載ってるギルドは主人公気質にバレそうだしよ〜、ここからならいろいろと近いしよ〜。

それに、俺がここって決めたんだ、自分の意思は曲
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ