弱小ギルド“天翔翼(あまかけるつばさ)"
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アディールたちと別れて王都内に入った白夜は、近くにあるギルドを探していた。
白「うっわ、すっげぇ厨二病っぽい名前。」
“天翔翼”と書かれた小さな木造のギルド。
白「地図にも載ってないし、ここなら主人公気質は絶対こねぇだろ!」
扉を開けると鈴の音がなる、だがそんなことはどうでもいいくらいのカオスな現状。
大男数人が、女性1人を口説いている。
周りにいた男性のギルド員は、怖がって何もできないでいるようだ。
白夜はギルド登録できないかな〜、と悠長に受付嬢を探していた。
しかし見つからず、白夜は近くにいたギルド員に尋ねる。
白「なぁ、ギルド登録しに来たんだけど受付の人ってどこ?」
「あ、あいつらに捕まってる茶髪の人が受付嬢だけどー」
白「サンキュー。」
白夜はギルド員の忠告もろくに聞かずに大男たちに近づく。
白「なぁ、姉ちゃん嫌がってるだろ、放してやれよ。」
「ああ?
なんだこのガキ、勇者気取りですかあ?」
ギャハハハハッと下品に笑う大男たち、白夜は笑顔になる。
白「実力差も見極められない低脳弱者が粋がってんじゃねぇよ、傲慢どもが。」
そして、毒を吐いた。
「実力差あ?
分かってねぇのはてメェだろう、がぁ??」
大男の1人が白夜に向かって殴りかかってくる。
遅いなぁと思いながら横に少し動いて避けると、そのまま大男にデコピンを見舞う。
たったそれだけで、大男は壁に叩きつけられた。
白「力の加減って難しいな??????。」
「な、なんだこいつ??
野郎どもやっちまええええ??」
1人の大男の合図で一斉に白夜に殴りかかる。
白夜は笑って、大男全員にピンポイントで殺気を向けて一言。
白「殺しちゃうぞ?」
大男たちは顔面蒼白で冷や汗を垂れ流し、壁に寄りかかって気絶していた大男1人を連れてそそくさと出て行った。
白「んだよつまんねぇな、もう少し粘ってくれれば良かったのに。」
やれやれとため息を吐く白夜。
コ「あの、ありがとうございます、助けていただいて!
私は受付嬢のコロロ・エトネルニアと申します。」
白「俺は禍 白夜、ギルド登録しに来たんだけどできるか?」
コ「で、できますけど??????本当にここでいいんですか?
ここは弱小ギルドだし、先ほどのような人が目をつけて??????、それでも、入りたいと思いますか?」
目尻に涙を溜めて白夜を見るコロロ、しかしそんな気遣いは白夜には分からず。
白「だってよ〜、他の地図に載ってるギルドは主人公気質にバレそうだしよ〜、ここからならいろいろと近いしよ〜。
それに、俺がここって決めたんだ、自分の意思は曲
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